ファウストラーゼン、ドラゴンブーストの2頭にかかる記録 皐月賞から史上最大の巻き返しなるか

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2025年05月29日 07:00  netkeiba

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日本ダービー2025に出走予定のファウストラーゼン(24年12月撮影、ユーザー提供:エアさん)
 皐月賞組が強いと言われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)だが、極端な大敗からの巻き返しは難しい。過去の日本ダービー馬のうち、皐月賞の着順が最も大きかったのは65年のキーストンと69年のダイシンボルガード、09年のロジユニヴァースの3頭。いずれも第1冠では14着に敗れていた。キーストンとダイシンボルガードはその後にステップレースを挟み、ロジユニヴァースは直行して、大一番で見事に戴冠を果たしている。

 今年はファウストラーゼン(牡3、栗東・西村真幸厩舎)とドラゴンブースト(牡3、栗東・藤野健太厩舎)の2頭が史上最大の巻き返しVを狙う。前者は弥生賞の覇者。皐月賞でもいつものように向正面で捲って先頭に立ったが、直線で息切れ。ただ、差し有利の展開になったので、情状酌量の余地はある。今回もレースを動かす存在となるはずで、その立ち回りに要注目したい。後者は昨年のデイリー杯2歳S、今年の京成杯と重賞で2着が2回ある。皐月賞は外々を回して17着に崩れたが、道中で脚がたまれば前進必至だ。

 ちなみに86年以降、皐月賞で15着以下だった馬は43頭が日本ダービーに出走し、【0-0-0-43】。01年のボーンキング、14年のタガノグランパ、17年のマイスタイルの4着が最高着順となっている。今年の2頭がデータを覆し、勝ち負けを演じることを期待したい。

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