netkeiba主催の日本ダービーイベントが開催 大一番へ戸崎圭太騎手が気合い「一番勝ちたいレース」

0

2025年05月29日 10:00  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

イベントに登壇した(左から)お兄ちゃん、森師、戸崎騎手、団野騎手、今村騎手(c)netkeiba
 5月28日(水)、都内にてnetkeiba主催の日本ダービー向けイベント「戸崎圭太騎手出演! 第92回日本ダービー大展望ライブwith団野大成騎手&今村聖奈騎手」が行われ、3人の騎手に加えてお笑いコンビ『ビタミンS』のお兄ちゃんが登壇した。

『ジョッキー目線の日本ダービーを知る』をコンセプトにした本イベント。ジョッキーと見る参考レースダイジェストのコーナーでは皐月賞、京都新聞杯の2レースを3人が解説。戸崎騎手は10着となったカラマティアノスに騎乗していた皐月賞について「外枠だったのでポジションも取れず後方からになってうちでじっとしているかたち。まくってくる馬がいたりタフなレースになった。GIではまれなレースだったと思います」と振り返る。

 続いて、京都新聞杯のレースを視聴。2着に入り日本ダービーで騎乗するエムズに関して戸崎騎手は「乗りやすいイメージがあるというか、スタートでてからスッとポジションをとれるのが強みかなと思いました」と分析。今回テン乗りとなるが、「エムズに関してはクリストフが“いい馬だね”と誰かと話しているのが聞こえた。それが楽しみだなと思った。これからクリストフにどんな馬か聞こうと思います」と期待を口に。

 次の『ジョッキーが解説! 目線の東京2400m攻略法〜』のコーナーでは、同条件の過去5年の複勝率で日本人騎手トップの団野騎手がポイントを挙げる。「東京競馬場はどの距離も広いコースで直線も長いし坂もある。直線までスムーズに足を溜めないといけない。それにこたえてくれる馬がすごいのですが、意識していますね」。これを受けて戸崎騎手は「団野騎手の言うことを聞いて足を溜めれば勝利に手が届くのかもしれません(笑)」と笑いを誘った。

 さらに記者会見ならぬ観覧者会見と題してファンからの質問に回答。いきなり「あなたにとってダービーとは?」という質問が。戸崎騎手は「海外のレースもありますが一番勝ちたいレースです。元々ダービーという意識はなかったのですが、年を重ねるのと2着を3回というのがあるので特別な思いがありますね」と回答。

 団野騎手は「ジョッキーだけでなく全ホースマンにとっての夢。勝ちたいとずっと思っています。いつか有力馬に出会えたらいいなと思います」と言うと、今村騎手は「競馬学校1年生のときに唯一全員で観に行くレース。みんなが目指すところ。女性騎手が乗ったことのないレースなのでまずは乗ってみたいなと思います」と答えた。

 イベントの最後にはサプライズゲストとして、戸崎騎手の地方競馬時代の同期で元騎手の森泰斗調教師が登場。森師から「圭太に今年こそ日本ダービーに勝って欲しいと思って激励に来ました。地方競馬時代の同期生で残っているのは圭太くらい。同期としても応援しているし、南関東のみんなも応援している。一発狙って頑張ってください」と声を掛けられると、より力のこもった表情を見せた。

 最後にマイクを持った戸崎騎手は「わざわざ来てくれてうれしく思います。同期もそうですし、南関東という思いも込めて、思い切り戦ってきたい」と力強い声で挨拶。ファンに向けて健闘を誓った。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定