神童ヤマル、来季からバルセロナの“10番”継承へ？…“レジェンド”メッシの足跡を辿るか

　バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルが、来シーズンからエースナンバー「10」を背負う可能性が浮上しているようだ。28日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　17歳にして欧州屈指の名門バルセロナの中心選手として活躍するヤマル。クラブの“レジェンド”シャビ・エルナンデス前監督の下でトップチームデビューを飾ると、今シーズンは公式戦55試合で18ゴール25アシストをマークし、ハンジ・フリック体制初年度での国内3冠に大きく貢献。若手版バロンドールと呼ばれるコパ・トロフィーやスポーツ界のアカデミー賞とされるローレウス世界スポーツ賞、ゴールデンボーイ賞など数々の若手賞に輝いている。

　現在はかつてアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（現：インテル・マイアミ）も背負った「19」を与えられているヤマルだが、来る2025−26シーズンに新たな背番号で臨む可能性があるという。報道によると、現在「10番」を背負うスペイン代表FWアンス・ファティは、日本代表FW南野拓実も所属するモナコへの完全移籍が濃厚とのこと。空席となる見込みの「10番」を、クラブの未来を担う生え抜きの若手に託すことが検討されているようだ。

　バルセロナで公式戦通算778試合出場672ゴール303アシストという成績を残し、クラブの黄金期を築いたメッシは3シーズンに渡って「19番」を背負った後、元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏の退団を受けて2008−09シーズンより「10番」を継承。ヤマルも偉大なレジェンドの足跡を辿ることになるのだろうか。

　なお、先日ヤマルはバルセロナとの契約期間を2031年6月30日まで延長。契約解除金は10億ユーロ（約1640億円）とも報じられている。