契約満了まで残り1年のドンナルンマ、代理人はPSG残留に前向きも「合意なければ他の選択肢」

　パリ・サンジェルマン（PSG）に所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマについて、同選手の代理人を務めるエンツォ・ライオラ氏が、契約延長交渉の現状を語った。イタリア紙『トゥットスポルト』がコメントを伝えている。

　現在26歳のドンナルンマは、2021年夏にPSGに加入。正守護神としてゴールマウスを守り続けており、契約は2026年6月まで残されている状況だ。

　しかし、新契約に関する交渉は現時点で進展しておらず、ライオラ氏は「試合数が多いこともあり、契約延長交渉は延期している」と説明。「（交渉は）急いでいない。クラブとの関係は良好だし、パリで幸せに暮らしている。契約は2026年までだ」と語っている。

　また一部ではPSGとの契約満了後の2026年夏にインテルへの移籍も噂されている。同氏は他クラブからの関心について、「評価されるのは光栄なこと」と答えつつ、「ただ誤解のないように伝えるが、関係者から連絡があったわけではない。彼はPSGで幸せにしている」と話し、改めてPSGの環境に満足していることを強調した。

　とはいえ、交渉がまとまらなければ他の可能性も視野に入れているようで、「合意に至らなければ、他の選択肢を検討するだろう。あらゆる可能性を考慮する必要があるし、このプロジェクト（PSGとの契約延長）は根本的なものだ」と語った。