横浜FMのGKコーチを辞任する松永氏(右) [写真]=J.LEAGUE 横浜F・マリノスは30日、松永成立GKコーチが辞任することをクラブ公式サイト上で発表した。
横浜FMのクラブ公式サイトには、次のように松永氏のコメントが掲載されている。
「このたび、GKコーチを辞任することにしました。これまで日産自動車サッカー部時代から長きに渡り、このクラブに携わってこられたことを誇りに思います。J1に残留するためには、ファン・サポーターの皆さんの力が絶対に必要です。横浜F・マリノスへの変わらぬご支援、応援を引き続きどうぞよろしくお願いします」
1962年8月12日生まれの松永氏は、現在62歳。現役時代は、日産自動車サッカー部や横浜マリノスでプレーした経験を持つクラブOBである。また、同氏は日本代表の守護神としても活躍。国際Aマッチ40試合でゴールマウスを守った。現役引退後は指導者の道へ進み、2007年からは古巣の横浜F・マリノスのGKコーチに就任。今回辞任が発表されるまで、後進の指導に務めてきた。
2025シーズンの横浜Fマリノスはクラブ史上稀にみる不振に陥っており、現在は明治安田J1リーグで17試合を消化して、2勝5分10敗の最下位。“オリジナル10”の一角でありながら、史上初のJ2降格が現実味を帯びている。横浜FMでは今季就任のスティーブ・ホーランド前監督が成績不振により解任されており、アシスタントコーチだった安達亮氏も退団(カターレ富山の監督に就任)。退団者が相次ぐ中、長年横浜FMの発展に尽力してきた“レジェンド”もクラブを去ることになった。