
お金だけでなく、モノの貸し借りで友情が壊れてしまうこともある。投稿を寄せた40代男性(神奈川県/営業管理)は、バイクの貸し借りが原因で学生時代からの友人と縁を切った。
友人はもともとルーズな人物だったようで、待ち合わせに遅れる上、自らの約束を守らないこともあった。男性は「それを分かった上での付き合いでした」と話すが、これ以上我慢できないという事件が起きた。
ある日、その友人から「彼女がバイクでツーリングに行きたいというので、バイクを貸してほしい」と連絡があった
「その日は通勤で使ってるから無理だと断りました」
しかし、友人は食い下がってきたという。(文:西荻西子)
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いざ友人の実家に行くと本人不在、母親から告げられた言葉は……
友人の提案は以下のようなものだった
「通勤前に私が彼の実家へバイクで行き、彼と2人で会社に行き私が出勤し、彼はバイクを乗って行き、私の退社時間に迎えに来てバイクを返す」
時間的に余裕がないスケジュールだが、これを男性は承諾してしまった。
しかし当日、友人の実家へ行くと本人は不在。友人の母親から「バイクを預かっといてくれと連絡があった」と言われるだけだった。
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「えーっ! 『これから会社に行かないといけないので』と説明すると『うん聞いてるよ』と300円を渡されて『バスを使って』と……。バスと電車で(お金は)まったく足りないしなにより遅刻確定じゃん!」
服装がバイク装備だったため、「これで電車に乗るのか、恥ずかしい」と思いながらも会社へ向かった。このとき友人に電話やメールをしても返事はなく、職場には20分遅刻した。
退社時間になっても友人とは連絡が取れず、迎えにも来ていない。友人の実家へ電話をすると母親に「バイクを返しといてと言われてるけど」と言われ、男性は再び「えーっ!」と驚愕。退勤時もバイク装備で公共交通機関を乗り継ぎ、友人の実家へ向かった。
「キーとメット受け取りバイクに跨ると、ガソリンのメーターが空? 入れてないのかアイツは。予備タンクに切り替えて……予備タンクも使ってるぞアイツ!」
なんと返ってきたバイクはガソリンがほぼ空だった。
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「この場所でこの時間スタンドなんて無いぞ! エンジンをかけて行ける所まで……直ぐに止まった……」
男性は、知人のバイクショップまでバイクを押して90分歩いた。バイクの受け取り時と返却時も立ち会わず、お礼どころか連絡もない友人について男性は、「そういう奴だと分かってはいたが、今回の事件は酷すぎる』と語り、絶縁を決意した。
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