
制御不能なクレーマーへの対応ほど、骨の折れる仕事はない。投稿を寄せた30代女性は、ドラッグストアで勤務して数年経った頃、突然レジの方から怒声が響いてきたという経験を振り返った。
「女性のクレーマーなんですが、その時レジを対応していた社員の態度が悪いと突然騒ぎだし、大きな声で社員を誹謗中傷し、見た目や態度もけなして、最後は『拡散してやる』と動画を撮り出した」
「まだ若かった」というその店員は泣き出してしまい、女性は慌てて仲裁に入った。(文:湊真智人)
母が有名人?「あなた達なんて消してやる!」と騒ぐ
店長はこのとき店におらず、「すぐに対処できなかった」と女性は語る。クレーマーの余りの勢いに、周囲の客も怯えていたそうだ。
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「警察を呼ぶか呼ばないかの瀬戸際で、凄くドキドキしました」
と緊迫した様子を振り返った。しかしクレーマーは周りの客などお構いなしに、以下のようにまくし立てた。
「私はここで有名なお母さんがいるから、あなた達なんて消してやる!」
彼女の「有名」だという母にどんな権限があるのだろう。意味不明だが、なんとも子供じみた脅し方だ。
結局ほかの店員たちと協力して、どうにか怒りを鎮めることができた。しかしこの客は帰り際にも謎めいた行動を残していた。
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「最終的には何故か歯ブラシを大量に購入して帰られて皆でホッとしました」
それ以降、このクレーマーが来店することはなく「ホッとしています」と安堵したように語る。しかし、前出の若い店員や他の客に与えたショックが消えることはなかった。話の顛末をこう書いている。
「あの出来事で若い社員は違う店舗の移動を希望して居なくなったり、それ(当時の現場)を見ていた常連様は『また来た?』と聞いてきたりで、色々とありました」
店員については何とも気の毒だ。トラウマになっていないことを祈るばかりである。
※キャリコネニュースでは「あなたが目撃した衝撃クレーマー」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/BNPYRIJ9
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