
人気マンガ『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)には、圧倒的な強さを持ったキャラクターが多く登場し、度々ファンの間で話題になります。映画オリジナルのキャラも例に漏れず、『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』で大きな存在感を残した海賊「シキ」は、本編の回想で登場することもありました。他の映画作品でも、チート級の能力を見せながら未だ本編には登場しない強キャラがいます。
【写真】ウタウタの実の能力を持つウタ…歌声で人間を眠らせ、仮想世界に閉じ込めることができる
時間を12年戻せる!?
まず、2012年に公開された『ONE PIECE FILM Z』で登場したNEO海軍総帥・ゼットの部下である「アイン」は、悪魔の実の能力が注目されました。アインが持つのは触れた物や人間の“時間を12年戻す”モドモドの実の能力で、麦わらの一味のナミ、ロビン、チョッパー、ブルックを若返らせました。
モドモドの能力は上乗せも可能で、恐ろしいのは12歳以下の者に触れると存在そのものが消滅するため、うまく駆使すれば相手を消せてしまうことです。20歳のナミが8歳になる描写もあったため、もう一度能力を使われたらと思うと恐怖を感じた人もいるでしょう。
また、作中では冷えた火山岩に能力を使い、燃え盛るマグマへ戻す芸当も披露しました。「対人間」だけでなく、周囲の環境も自在に変えられるため、戦略がハマれば相手を追い詰めるのはたやすいでしょう。
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鉄くず、瓦礫から戦艦、兵器を作り出す
2019年公開の『ONE PIECE STAMPEDE』で登場した脱獄囚のダグラス・バレットは、悪魔の実の能力に加え、鍛え抜かれた覇気や戦闘力で注目されました。元ロジャー海賊団の一員のバレットは、元海軍元帥・センゴクと英雄モンキー・D・ガープらが招集されてやっと倒せたほどの実力に加え、以前は海賊王ゴール・D・ロジャーの後継者と目されていたなど、エピソードだけでもその強さが伺えます。
実際に作中では、悪魔の実の能力を一切使わずに、“最悪の世代”の海賊たちをまとめて倒し、“ギア4”形態の主人公・モンキー・D・ルフィでも太刀打ちできませんでした。
そのバレットはガシャガシャの実の能力者でもあり、無機物と自身の合体や、無機物同士の融合・変形ができるため、鉄くず、瓦礫、武器などから戦艦や兵器を作り出せます。さらに島すべてを取り込んで巨大化するレベルで能力の“覚醒”にも至っており、敵同士である海軍や革命軍などが協力せざるを得ない状況に追い込まれました。
ファンからは「四皇にも匹敵する」「映画限定のキャラで良かった。本編に出たら世界観が崩れるかも…」と言われるなど、強いインパクトを残しています。
異次元の能力 シャンクスでも無理かも…
異次元の能力で恐れられたのは、2022年に公開された『ONE PIECE FILM RED』で、ルフィの幼馴染として登場した「ウタ」です。彼女はウタウタの実の力で、歌を聞かせた人間を眠らせて仮想世界に閉じ込め、その人間を現実世界で操ることができます。ウタが眠るまで仮想空間からは解放されず、麦わらの一味も絶望的な状況に追い込まれました。
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また、世界政府トップの五老星が脅威と感じ、過去に赤髪海賊団でも倒し切れなかった魔王“トットムジカ”を召喚できるため、破壊活動も容易に行えます。四皇のシャンクスも警戒するほどで、本編に登場すれば大惨事を引き起こしかねない能力といえるでしょう。ウタは能力の持続と引き換えに自分の命を犠牲にしており、惜しまれながら退場しましたが、生存説も囁かれるなど再登場を期待する人も多いようです。
映画のみの登場ではもったいないほどの強さを誇るキャラも多くいます。果たして本編での再登場はあるのでしょうか。
(海川 まこと/漫画収集家)
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