米経済誌の市場価値ランキングで1位になったレアル [写真]=Getty Images アメリカの経済誌『フォーブス』は6月1日、世界のサッカークラブを対象とした市場価値ランキングを発表した。
2023−24シーズンの会計年度における市場価値のランキングで堂々の1位に輝いたのは、“白い巨人”ことレアル・マドリード。その額は67億5000万ドル(約9650億円)にも上り、サッカークラブのみのランキングでは4年連続のトップとなった。収益は11億3000万ドル(約1610億円)となっているが、スポーツクラブの年間の収益が10億ドル(約1430億円)の大台を突破したのはナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のダラス・カウボーイズに次いで史上2例目だという。
レアル・マドリードが1位となった背景について『フォーブス』は、「国際的な人気を誇り、それに見合う有利な商業提携を結んでいる。また、ホームスタジアムである『サンティアゴ・ベルナベウ』を19億ドル(約2710億円)を投じて改修したことにより、チケット販売を含む試合当日の収益が飛躍的に増加することが予想されている」と分析した。
2位以下にはマンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、リヴァプール、マンチェスター・シティ、バイエルン、パリ・サンジェルマン(PSG)、アーセナルと欧州各国のメガクラブが続く結果に。トップ30にはプレミアリーグから最多の12クラブがランクインし、その他はメジャーリーグ・サッカー(MLS)から8チーム、セリエAから4チーム、ラ・リーガから3チーム、ブンデスリーガから2チーム、リーグ・アンから1チームという内訳となった。
トップ30の顔ぶれとそれぞれの市場価値は以下の通り。
1位 レアル・マドリード/67億5000万ドル(約9650億円)
2位 マンチェスター・ユナイテッド/66億ドル(約9430億円)
3位 バルセロナ/56億5000万ドル(約8070億円)
4位 リヴァプール/54億ドル(約7720億円)
5位 マンチェスター・シティ/53億ドル(約7570億円)
6位 バイエルン/51億ドル(約7290億円)
7位 パリ・サンジェルマン/46億ドル(約6570億円)
8位 アーセナル/34億ドル(約4860億円)
9位 トッテナム/33億ドル(約4720億円)
10位 チェルシー/32億5000万ドル(約4650億円)
11位 ユヴェントス/21億5000万ドル(約3070億円)
12位 ドルトムント/20億5000万ドル(約2930億円)
13位 アトレティコ・マドリード/17億ドル(約2430億円)
14位 ミラン/15億ドル(約2140億円)
15位 ロサンゼルスFC/12億5000万ドル(約1790億円)
16位 インテル・マイアミ/12億ドル(約1710億円)
17位 インテル/11億5000万ドル(約1640億円)
18位 ウェストハム/11億2500万ドル(約1610億円)
19位 ニューカッスル/11億ドル(約1570億円)
20位 ロサンゼルス・ギャラクシー/10億ドル(約1430億円)
21位 アトランタ・ユナイテッド/9億7500万ドル(約1390億円)
22位 アストン・ヴィラ/9億ドル(約1290億円)
23位 ニューヨーク・シティ/8億7500万ドル(約1250億円)
24位 ブライトン/8億6000万ドル(約1230億円)
25位 フルアム/8億5000万ドル(約1210億円)
26位 オースティンFC/8億2500万ドル(約1180億円)
27位 ローマ/8億1000万ドル(約1160億円)
28位 シアトル・サウンダーズ/8億ドル(約1140億円)
29位 クリスタル・パレス/7億9000万ドル(約1130億円)
30位 DCユナイテッド/7億8500万ドル(約1120億円)