新天地に注目が集まるモドリッチ [写真]=Getty Images レアル・マドリード退団が決まっているクロアチア代表MFルカ・モドリッチに、ミラン加入の可能性が浮上しているようだ。2日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在39歳のモドリッチはディナモ・ザグレブやトッテナムを経て、2012年夏にレアル・マドリードへ完全移籍で加入した。ここまで公式戦通算591試合で43ゴール95アシストをマークし、6度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含む合計28個ものタイトル獲得に大きく貢献。長きに渡って“白い巨人”の中心選手として活躍し続けている。
在籍13年目の2024−25シーズンも衰え知らずのテクニックと戦術眼でいぶし銀の輝きを放ったモドリッチだが、すでに今夏での退団が正式決定。総勢32チームが参戦するFIFAクラブワールドカップ2025がレアル・マドリードの選手として臨む最後の舞台となり、その後はフリーで新天地を探すこととなる。
今回の報道によると、イタリア屈指の名門ミランがモドリッチとの契約締結を検討しているという。欧州コンペティションの出場権を逃し、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の下で再出発する“ロッソネロ”は中盤に新たな選手を加えたいと考えており、モドリッチも獲得候補に浮上しているとのこと。憧れの存在である元クロアチア代表MFズボニミール・ボバンがかつてプレーしていたこともあり、同選手はミランに愛着を持っているとも報じられている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ミランがモドリッチの獲得に興味を示していると指摘。イグリ・ターレSD(スポーツディレクター)は獲得を夢見ており、クラブの内部協議でもその名前が挙がっているようだ。
なお、複数のクラブがモドリッチに関心を寄せている模様だが、本人はいかなる決断も下していないとのこと。果たして9月に40歳となる“稀代の司令塔”の新天地はどこになるのだろうか。