
長嶋茂雄終身名誉監督が3日に死去したことを受け、ソフトバンクの王貞治会長(85)がコメントを発表した。
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王氏は「一緒に野球ができたことを本当に感謝しています。今は只々心よりご冥福をお祈りします」と追悼した。王氏と長嶋氏は巨人の黄金時代の9年連続(65年〜73年)日本一に貢献し、2人の頭文字をとって『ON』コンビと呼ばれ、プロ野球の一時代を築いた。
長嶋氏は、きょう午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去。89歳だった。葬儀は近親者のみで営まれ、後日、お別れの会が開かれる。
長嶋氏は1958年に巨人に入団し、打点王、本塁打王の2冠に輝き、新人王を獲得。天皇皇后両陛下をお迎えした初の天覧試合では、サヨナラ本塁打を放つなど、その勝負強さでプロ野球ブームを巻き起こした。1974年の現役引退の際には後楽園球場で「わが巨人軍は永久に不滅です」と名言を残し、「ミスター・プロ野球」として親しまれ、2013年には国民栄誉賞を受賞、2021年には野球界から初となる文化勲章を受章した。
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■王貞治氏コメント
「突然の訃報に大変驚いております。日本球史に燦然と輝く長嶋さんが闘病生活の末、旅立たれてしまったことを本当に残念に思います。長嶋さんには色々と教えていただきました。一緒に野球ができたことを本当に感謝しています。今は只々心よりご冥福をお祈りします」