

いつものようにヤマナカさんの孫の話を始めた義母。それをさえぎるようにして、私は話し始めました。「私の友人の義母さん、すごく素敵な方なんですよ! 孫のことをすごく褒めてくれて、他の子と比較することなんて絶対しないし」

「ということで、お義母さんも見習ってくださいね」私はニッコリ笑いかけながらそう言い放ちます。大事なカノンにさんざん失礼なことを言われて、このまま引き下がるわけにいきません。義母は顔を赤らめて不快感をあらわにしました。


義母はヤマナカさんの孫のノアちゃんを何度も抱っこしたと言いながら、自分の孫であるカノンのことは抱こうともしません。それに気づいたとき、さすがに堪忍袋の緒が切れました。
だから私は義母に言われたことを皮肉ってお返ししてやったのです。「素晴らしい孫」を「素敵な義母」と言いかえて……。そしてちゃんとカノンのことを見てほしい、と強い口調で言うと義母は私のことをにらみつけて帰っていきました。自分がどういうことを言っていたか、これで少しはわかってくれたでしょうか……?
【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子
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