【バスケ】富永啓生が北海道入り「全“緑”で頑張ります」米Gリーグのプレー経てBリーグ初参戦

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2025年06月03日 12:25  日刊スポーツ

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富永啓生(2024年撮影)

バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)のレバンガ北海道は3日、24年パリ五輪(オリンピック)日本代表の富永啓生(24)が加入すると発表した。関係者によると複数クラブが獲得に名乗りを上げていたといい、今季B1東地区5位の北海道が、日本屈指のシューター獲得に成功した。


富永は「チームのホームアリーナである“北海きたえーる”はパリ五輪前の日本代表国際強化試合(日本生命カップ2024北海道大会)の時にプレーさせていただきましたが、北海道のバスケットボールファンの皆さんの熱く大きな声援がとても凄かったことを今でもはっきりと覚えております。再びこのアリーナでプレーさせていただけることが、今からとても楽しみです!」とコメント。さらに「目先の目標であるクラブ初のチャンピオンシップ出場を果たし、そしてその先にある“Bリーグ初制覇”に貢献できるよう、3ポイントシュートを武器に全“緑”で頑張ります。チームへの熱い全“緑”応援をよろしくお願いします!」と意気込んだ。


3点シュートが代名詞の富永は、愛知・桜丘高から本場米国のレンジャー短大へ進み、21年にネブラスカ大に編入した。


今季はNBA下部Gリーグのマッドアンツに在籍。だが、シーズン14試合出場で1試合平均5・4得点と出場機会は限られ、帰国直後の5月1日には「最終的な目標はNBA。どういう道を通るのが一番いいのかを考えています。日本のリーグが大きくなっているのは実感している。いつかプレーしたいのはある」とBリーグへ興味を示していた。


北海道は5月13日にドイツ人のトーステン・ロイブル氏(53)の新ヘッドコーチ(HC)就任を発表。同氏は21年東京五輪に向けた3人制男女日本代表ディレクターコーチ兼HCを務めており、当時3人制で五輪に出場した富永とは師弟関係にあたる。


Bリーグは26年秋に「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」が始まる予定。成長を続ける日本バスケットボール界が、さらに盛り上がることになりそうだ。


◆富永啓生(とみなが・けいせい)2001年(平13)2月1日、名古屋市生まれ。桜丘高では3年時の全国高校選手権3位。レンジャー短大を経て、21年にネブラスカ大に編入。24年には全米の大学有力選手が参加する3点シュートコンテストで優勝。24年9月にNBAペイサーズと開幕前キャンプ参加の「エキシビット10」契約を結んだが、解除となり、傘下のGリーグ・マッドアンツに在籍。日本代表では23年W杯、24年パリ五輪、3人制で21年東京五輪に出場。188センチ、80キロ。


◆レバンガ北海道 11年に北海道を拠点に創設。前身は07年誕生のレラカムイ北海道。チーム名は「がんばれ」の逆さ言葉。今季は21勝39敗でB1東地区8チーム中5位。24年12月にはプロ野球・日本ハムの本拠地「エスコンフィールド」で公式戦初開催し、同28日の三河戦でBリーグ歴代最多1万9462人が来場。社長はクラブのレジェンドである折茂武彦氏(55)。

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