「じゃあ私も同じにしよー」…習い事も食事も会話も“全部真似”のママ友に疲れた 角を立てずに離れる3つのコツ【心理カウンセラーが助言】

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2025年06月04日 15:30  まいどなニュース

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すべての決定権を委ねてくるママ友… ※画像はイメージです(buritora/stock.adobe.com)

小学生の子どもがいる30代女性のAさんは、同じ年の子どもがいるママ友のBさんとの関係で少し悩んでいました。元々は子ども同士の仲が良かったことから、自然と話すようになった2人。

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今では家族ぐるみで付き合うようになりましたが、出かける場所や日時など、「何でもいいよー」と言うばかりで、BさんはすべてAさんに任せきり。出かけた先の飲食店でも「じゃあ私も同じにしよ」と同じ料理にしたり、子どもが習い事を始めたというと「同じところにしよ!」と何でも同じにされて、気が参ってしまいました。

距離を置きたいと思いますが、子ども同士仲が良いので行動に踏み切れません。適度に距離を置くにはどうすればいいでしょうか。心理カウンセラーの吉野麻衣子さんに聞きました。

距離を置きたい… 悩んだときに有効な策とは

ーなぜこのママ友はAさんの真似をするのでしょうか

「真似」をするという行動の背景には、「社会的比較」という心理メカニズムがあります。特に子育て期は不安が強く、「正解」を求めて他者の行動を参考にする傾向が強まります。BさんはAさんを「うまくいっている人」と認識し、無意識に模倣しているのです。

また、自己アイデンティティが不安定な方は、他者を「鏡」にし、自分を形作ろうとします。今まで経験したことがない「子育て」という新しい役割を持ったときに顕著になります。

ーママ友と適度に距離を置くためにはどうしたらよいでしょうか

具体的には次の3つの行動をおすすめします。

1つ目は、情報のフィルタリングです。例えば、子どもの習い事や購入する予定のものなど、真似されたくない情報は共有しないようにしましょう。会った時の会話は「今日の天気」や「地域の話題」など、一般的な内容にすることをおすすめします。

次に、会う頻度と場所を調整しましょう。具体的にはグループでの交流を増やし、1対1での深い会話の機会を減らします。もし自宅に招待しているのであれば、それを控え公園や子ども中心の場所で交流するようにしましょう。

ママ友の強みを引き出すことも有効です。例えば「〇〇さんの気が利くところ、すごいなと思ってた」と、相手独自の良さに焦点を当てて伝えます。また、「これについてどう思う?」と相手の意見を先に聞くこともいいでしょう。

これらは、相手を否定せずに自分を守るコミュニケーションです。関係を完全に切らなくとも、心地よい距離感を維持できるでしょう。

◆吉野麻衣子(よしの・まいこ)心理カウンセラー/株式会社SMART BRIDAL代表取締役社長 心理カウンセラー、臨床心理療法士であり、戦略的に婚活をサポートする株式会社SMART BRIDALの代表取締役社長を務める。Domani、ゼクシィなど女性誌へ多数執筆。ミセスコンテスト世界大会優勝者としてモデル活動も行いながら、全国の独身男女の人生設計をトータルサポート中。

(まいどなニュース特約・長澤 芳子)

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