
「シングルバーナー」はキャンプで料理を作ったり、ハイキングでお茶の時間を楽しんだりと、アウトドアで火を得るための必需品。カセットこんろと同じガスボンベ「CB缶」やアウトドア専用の「OD缶」を使うガスバーナーのほか、アルコール燃料を使うアルコールストーブや固形燃料ストーブなどがあります。
ここでは、シングルバーナーのおすすめモデルを紹介します。商品選びの参考にしてください。
●「シングルバーナー」おすすめ|SOTO TrekMaster ST-331
SOTOから5月に登場した、山岳仕様のCB缶用シングルバーナーです。
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CB缶内の液化ガスを液体のままバーナーヘッドに送って気化させる「液出し」の燃焼構造が特徴です。CB缶内で気化したガスをバーナーに送る「気化出し」では、低温下では気化ガスが発生しにくくなり火力が低下する弱点(ドロップダウン)がありますが、液出し構造により、外気温に左右されにくく、長時間でも安定した火力で使用できるとしています。
本格的な山岳では、OD缶と同等クラスのガス配合を実現したCB缶「CB TOUGH 125」(ST-711)、「CB TOUGH 220」(ST-712)との組み合わせで威力を発揮。軽登山やキャンプでは低コストなレギュラータイプで、といった使い分けもできます。出力はST-711/712使用時で2800kcal/h、ST-700(レギュラーガス)使用時で2000kcal/hです。
CB缶とバーナーが分離しているセパレート式なので、不整地に強いのも特徴の1つ。破損しやすいイグナイター(点火装置)を省くことでトラブルのリスクを抑えています。収納時サイズは90×70×105mm、重さ195gと、分離型としては最軽量・最小クラスです。
SOTO公式サイト価格は1万2870円(税込)です。
●「シングルバーナー」おすすめ|プリムス P-157 インテグストーブ
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プリムス(PRIMUS)から2024年に発売された最新のOD缶用シングルバーナー。スウェーデンのプリムスと、日本のパートナーであるイワタニが共同開発し、日本国内で製造されるメードインジャパンモデルです。
イワタニが培ってきた技術を活用し、バルブにレギュレーターを内蔵。過度なガスの噴出を抑え、気化熱による出力低下を抑えて安定した火力を実現しています。
新型のバーナーヘッドは、バーナーの炎口サイズと配置の最適化により耐風性を高めている上、炎が最適な位置と角度でクッカーの底部に当たるように設計。出力は2840kcal/hです。
簡単に展開・収納できる折りたたみ式のゴトクを装備。収納時サイズは7.3×10.1×4.7cm、重さ100gとコンパクトです。
プリムス公式サイト価格は9900円(税込)です。
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●「シングルバーナー」おすすめ|JETBOIL ジップ
その名の通り、素早くお湯を沸かせるのが売りの「JETBOIL」(ジェットボイル)。そのエントリーモデル「ジップ」(ZIP)は、0.5Lの水を約2分半で沸かせるとうたっています。
出力は1134kcal/hと、OD缶用シングルバーナーとしては控えめですが、付属の専用クッカー(容量0.8L、アルミ製)と専用ボンベとの組み合わせで高い熱効率を発揮する仕組みです。使用が指定されている専用ガスカートリッジ「ジェットパワー」は、コンパクトな100gタイプ1個で12Lの水が沸かせるとしています。
ガスカートリッジやバーナー本体など全パーツをクッカー本体に収納できるオールインワン設計。着火用のイグナイターは省かれています。収納時サイズは10.4(直径)×16.5(高さ)cmとコンパクトです。
国内販売を手がけるモンベルのオンラインショップ価格は1万3750円(税込)です。
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