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占師を装って「宝くじの高額当選番号が分かる」とうそを伝え、鑑定料名目で現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は4日、東京都と埼玉県に住むいずれも職業不詳の39〜47歳の男女8人を詐欺容疑で逮捕した。
逮捕されたのは、東京都板橋区舟渡1の青木雄也(44)と新宿区百人町2の佐野誠(42)ら8容疑者。2人は指示役で、他の6人は被害者とメッセージでやりとりしたり、現金を口座から引き出したりする役とみられる。
逮捕容疑は2024年5月〜今年3月、熊本県の70代女性にメールでURLを送って「占い館」というインターネットサイトに誘導。占師を装って「宝くじが高額当選する日や番号が分かる」とうそを言い、鑑定料名目で350回以上にわたって計約750万円を振り込ませるなどしたとしている。警視庁は8人の認否を明らかにしていない。
警視庁によると、グループは何らかの方法で入手した被害者のメールアドレスに「あなたの運気が良くなるようにお祈りする」と送信。反応してきた被害者に「天神福寿」や「聖イシス」といった架空の占師を名乗っていたという。
警視庁は、8人が関与するグループが少なくとも23年8月からの1年半で、全国の約10人から約5000万円を詐取したとみて調べる。【山本康介】
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