ラグビー元日本代表主将の廣瀬俊朗さん(43)が5日、大阪・中之島の日刊スポーツ大阪本社を訪れ、7・12に日本代表がウェールズ代表と対戦するリポビタンDチャレンジカップ(ノエスタ)の観戦を呼びかけた。
日本のウェールズとの過去対戦は14戦で1勝13敗と圧倒的不利だが、唯一勝利した13年6月の試合で主将を務めていた廣瀬さんは「当時は勝てるのか?と思っているところが正直あったけど、今回は十二分に勝つチャンスがあると思っているし、選手も勝つつもりでやっている。ぜひ現地で応援をしていただければ」と熱弁。日本の勝利を現地で見届けることを勧めた。
廣瀬さんはエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)体制2年目の日本を「去年は試行錯誤でいろんなことに挑戦して、この2年目である程度チームを固めたいと考えていると思う。その意味で勝負の年」とみている。
一方のウェールズは、23年W杯から連敗が続いている状況。14連敗となった2月にはウォーレン・ガットランドHCが退任したが、その後も3試合で負けが続いている。廣瀬さんがチャンスと捉える通り、ウェールズから2勝目を可能性も十分にありそうだ。
廣瀬さんがスタジアムでの観戦を促すのは、ウェールズに勝った際の雰囲気が忘れられないからでもある。「今までずっと勝てなかったティア1の国に勝つことができたのは、本当に良かった。あとはファン皆さんにそれを見せられたこと。目の前で見てもらって『ラグビー日本代表やるな』っていう肌感を伝えられた。そこから日本代表を応援していこうという気持ちになっていただいたのが大きかった」。今回期待するのは、当時と同じような熱量が生まれること。「今回の神戸でもそいういったシーンが見られて『またみんなで応援しようや』っていう雰囲気を作ることができれば、さらに盛り上がっていく」と、11年前の再現を期待した。
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阪神・淡路大震災から30年の年に神戸で試合が行われる今回は、場外に関連ブースも用意される予定。ウェールズ文化に触れられるブースともに、多くの学びも得られる会場づくりが進められている。
チケットの一般販売は「Ticket RUGBY」で7日午前10時から行われる。
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