ニューカッスルがマラガの18歳WG獲得! “スペイン2大巨頭”との争奪戦を制す…今夏はレンタルへ

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2025年06月06日 01:58  サッカーキング

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マラガの若き逸材がニューカッスルへ完全移籍! [写真]=Newcastle United via Getty Images
 ニューカッスルは5日、マラガからU−19スペイン代表FWアントニオ・コルデロを完全移籍にて獲得したことを発表した。

 コルデロは今年6月30日をもって前所属先のマラガとの契約が満了を迎えるため、フリートランスファーでニューカッスルへ加わることとなる。契約期間については公表されていないものの、大手スペインメディア『マルカ』や『アス』の情報によると、2030年6月30日までの5年契約を結んだようだ。

 完全移籍加入に際し、コルデロはニューカッスルを通してコメントを発表。自身の野望に触れながら、ニューカッスル加入の喜びを口にしている。

「ここに来ることができて本当に光栄だ。僕の性格上、高みを目指さないわけにはいかない。そのためには、世界最高の場所のひとつに来ればいいと感じたんだ。今回の移籍は僕にとって大きな一歩だ。今回の移籍が決まって幸せだけど、さらなる高みへ辿り着くための願望も大きいよ」

 なお、ニューカッスルの発表によると、コルデロは今夏の移籍市場において、他クラブへレンタル移籍する予定だという。早々と“武者修行”へ出ることが既定路線となっているが、ポール・ミッチェルSD(スポーツディレクター)はその才能を高く評価しており、だからこそ移籍先も慎重に選ぶことを明言している。

「アントニオはエキサイティングな才能の持ち主だ。スペイン国内だけでなく、ヨーロッパ中が彼の獲得に興味を示していたなかで、ニューカッスルに連れてこれたことを嬉しく思っている」

「彼のポテンシャルについては言わずもがなで、彼の成長のために必要な次の段階は、クラブが最良のレンタル先を見つけてくることだ。彼にとって挑戦的で、良い経験を積むことのできるクラブを見つけてくることは、我々の仕事となる」

 コルデロは2006年11月14日生まれの現在18歳。“アントニート”という愛称でも知られる同選手は、ベティスのカンテラ(育成組織)出身ながら、14歳だった2021年夏にマラガのカンテラへ移った。2023年9月、弱冠16歳にしてマラガでトップチームデビューを飾ると、プリメーラ・ディビシオンRFEF(3部相当)に沈んでいたチームにおける“ジョーカー”として活躍。ジムナスティック・タラゴナと激突した2部昇格プレーオフでは、2戦合計3−3という状況で迎えた敵地でのセカンドレグ延長戦後半アディショナルタイムに劇的決勝ゴールをマーク。自らの得点により、マラガを1年でのセグンダ(2部)復帰へ導いた。

 セグンダ復帰初年度の今シーズン、マラガは残留争いに巻き込まれながらも、最終的には16位でシーズンを終えたが、アントニート個人としては出場機会が大幅に増加。公式戦40試合出場6ゴール7アシストを記録しただけでなく、スピードとテクニックに溢れるドリブルを武器に、左右双方のポジションからマラガの攻撃陣をけん引した。

 そんなコルデロに対しては、スペインの2大巨頭、バルセロナとレアル・マドリードも関心を示していたものの、『マルカ』や『ディアリオ・スール』などの現地メディアによると、若き才能に着目したニューカッスルが今年に入って急接近。マラガは昨夏の時点で契約延長に向けて動いていたものの、財政面に問題を抱えていることもあって、同選手の納得するようなオファーは提示できなかった。

 コルデロ自身が今夏のステップアップを熱望していたこともあって、交渉は順調に進展。かつて、若き日のMFミケル・メリーノ(現:アーセナル)やMFアジョセ・ペレス(現:ビジャレアル)、“苦労人”として数々のクラブを渡り歩いていた頃のFWホセル(現:アル・ガラファ)ら、後にスペイン代表に上り詰める選手たちを獲得してきたニューカッスルが、今度はマラガの“ヤングスター”を迎え入れた。

 ニューカッスルは2024−25シーズンのプレミアリーグを20勝6分12敗の勝ち点「66」で5位フィニッシュし、来季は2年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)へ参戦する。


【動画】ニューカッスルに若き才能が加入!



Antonio’s a Mag! 😍 pic.twitter.com/dJS7R8ANOA— Newcastle United (@NUFC) June 5, 2025

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