
元広島監督の山本浩二氏(78)と、侍ジャパン前監督で日本ハムCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)の栗山英樹氏(64)が6日、肺炎のため89歳で3日に死去した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の都内にある自宅を弔問し、取材に応じた。
【写真を見る】栗山英樹氏、長嶋茂雄さんを弔問「一言お礼を。二刀流のことだったり、話を聞かせてもらった」と感謝、山本浩二氏「最後に会えて良かった」
山本氏は“ミスター赤ヘル”として現役時代から長嶋さんと共に野球界を牽引。「若いときから敵チームでありながら、すごくかわいがってもらって。辞めてからも何度かお会いしたり」と長嶋さんとの思い出を語り、「すごく身近に感じさせてもらって、憧れの人でもありました。どうしても来たいなと思い、電話させてもらって(弔問を)やらせてもらいました」と話した。
「すごくおだやかに眠られてましたんでね」と長嶋さんの様子を語り「最後に会えてよかったというか。ありがとうございますしかない。本当にお世話になりましたと(言葉をかけました)」と感謝の言葉を届けた。
山本氏のあとに弔問に訪れた栗山氏は、約2時間半弱の滞在となり「今日は朝アメリカから帰ってきて、本当にご迷惑をかけてしまうので、本当に皆さん大変だったので、こういうことが迷惑になるんじゃないかと思ってすごく考えましたけど。どうしてもお礼だけ一言言いたかったので、来させてもらいました」と話した。
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「僕がそんなミスターの、長嶋さんのことを言うような立場ではないですけど、本当に今のプロ野球があるのは、本当にミスターのおかげ。本当に”ON”含めてっていうところだと思うので、一言本当に直接お礼を言いたかった」と長嶋さんの死を悼み、「ことあるごとに二刀流のことだったり、監督になったときだったりも本当に節目に、ここに来させてもらっていろいろ話を聞かせてもらったので、一言お礼を言わせてもらいました」と日本ハム監督時代から大谷翔平選手の投打・二刀流についてアドバイスを受けたことなどを感謝した。