
■第94回日本学生陸上競技対校選手権 2日目(6日、岡山・JFE晴れの国スタジアム)
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学生日本一を決める戦い、日本インカレ2日目。日本体育大学のフロレス・アリエ(21)が女子400m決勝で、53秒43をマークし大会2連覇を達成した。
前回大会200m、400mの2冠に輝いたフロレスが女子400m決勝に臨んだ。序盤は寺本葵(天理大4年)に先行を許したものの、バックストレートに入って加速。最終コーナーに2番手で入ると、最後の直線でトップに立ち、そのまま1着でフィニッシュした。
「私が学生1位っていう意地を見せたいなと思ったので、 意地で走ったって感じです」と口を開いたフロレス。「(予選、準決勝、決勝)3 本とも 53 秒でまとめられて、体力の面でも成長できてるのと、400mの中で課題もたくさん見つけられたので、 すごくいい経験になった」と、レースを振り返った。
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7月の日本選手権に向けて「去年は日本選手権出場できず、自分としても 悔しい思いしたんですけど、今自分のために動いてくださってる先生方や家族、友達に少しでも恩返したいなと思ってるので、日本選手権優勝はもちろんですが、そこでもう一度日本記録を更新できたら」と、意気込んだ。
5月に行われた静岡国際では千葉麻美が2008年に樹立した日本記録(51秒75)を17年ぶりに上回る51秒71をマーク。フロレスは現在ペルー国籍で、日本国籍取得申請中のため、日本新記録にはならなかったものの好調を維持している。
また、男子400mハードル予選に、パリオリンピック™代表の小川大輝(22、東洋大)が出場し、50秒54の組1着で準決勝へ進んだ。