Thunderbolt 5対応の外付けGPUユニットやポータブルゲーミングPC向けドック、リアルOMNIくんなどでにぎわっていたASUS ROGブース

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2025年06月06日 17:11  ITmedia PC USER

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COMPUTEX TAIPEI 2025のROGブースでは、直近で発表されたPCやゲーミングデバイスの新製品を多数見かけた。

 台湾の台北市で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2025」。日本でASUS JAPANを展開するASUSTeK Computer(以下、ASUS)は、同社のゲーミングブランド「ROG」シリーズに独立してブースを設けていた。


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 ここでは、5月19日のイベントで発表された製品に加えて、ROG Allyシリーズ用のUSB Type-Cドックが初披露されるなど、見どころが多かった。その模様をレポートしよう。


●ROG Allyシリーズのスタンドを兼ねるUSB Type-Cドック「ROG Dock DG300」


 同社のポータブルゲーミングPC「ROG Ally」シリーズに対応するUSB Type-C接続のドックが「ROG Dock DG300」だ。


 これに接続すれば、HDMI出力や有線LAN(1000BASE-T)、USB Type-C、USB Standard-Aなど多彩な端子を使えるようになり、外付けディスプレイやキーボード、マウスといった周辺機器を接続してデスクトップPCのように使う際に便利だ。


 薄型のコンパクトなスタイルで、上部を開くとROG Allyを設置するスタンドとなり、ROG Allyシリーズを設置できる。


 同社のAURA Sync対応のRGBライティング機能を備えており、ROG Ally本体や他のAURA Sync対応周辺機器と連動したライティング制御が可能だ。ROG Allyのサイズ感に合ったショートタイプのL字型USB Type-Cケーブルも付属する。既にサードパーティー品のドックを持っている人でも欲しくなるアイテムだろう。


●Thunderbolt 5対応の外付けGPUユニット「ROG XG Mobile GC34X」


 「ROG XG Mobile GC34X」は、NVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載可能な外付けGPUユニットだ。従来の「ROG XG Mobile」シリーズは、PCとの接続にPCI Expressを拡張した専用インタフェースを採用していたため、この専用インタフェースを備えたPC(2023年以前のROG FLOWシリーズなど)でしか利用できなかったが、この2025年モデルでは、Thunderbolt 5を採用しており、対応PCの幅が広がった。会場では「ROG Flow Z13(2025)」と接続してのデモを行っていた。


 ASUS JAPANでも日本市場への投入の準備を進めており、NVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUとGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUを搭載する2モデルでの展開を検討しているという。


●「ROG NUC 2025」や「TUF Gaming A14」など最新PCも多数展示


 このCOMPUTEX TAIPEI 2025が初披露という製品こそ少なかったものの、最新のゲーミングPCも多数展示されていた。


 中でも注目を集めていたのが、高耐久かつ高コスパなTUFシリーズの最新14型モデル「TUF Gaming A14」だ。Ryzen AI 7 350のCPU、NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU(105W)を搭載し、厚さが約16.9mm、約1.46kgの薄型軽量ボディーが特徴だ。


 デスクトップPCの「TUF Gaming T500」も面白い存在だろう。CPUにノートPC向けのCore i7-13620H、GPUがデスクトップPC向けのNVIDIA GeForce RTX 5060 Tiを備えたコンパクトなタワー型PCだ。コストパフォーマンスを強く意識した構成だけに、買いやすい価格での提供が期待される。


 ゲーミングNUCの2025年モデル「ROG NUC 2025」も気になるモデルだ。横幅が約56.5mm (底面のスタンド部は約146mm)のスリムなボディーにCPUはCore Ultra 9 275HX、GPUにはNVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPU(共に最上位構成)を採用するハイスペックな仕様で、NUCらしくツールレスで内部にアクセスできる構造も健在だ。AURA Sync対応のライティング機能も、より映える見た目に進化している。


●リアルOMNIくんが大活躍


 会場で存在感を放っていたのが、知る人ぞ知るROGのマスコットキャラクターの「OMNIくん」だ。ブースの奥にOMNIくんをモチーフにした大がかりなMod PCを展示していた。


 顔の部分に表情を映す画面を備え、マイクを通してAIチャットができるデモを行っていた。また、ブースの外側にもOMNIくんを投影したパネルがあり、同様のAIチャットが行えるコーナーがあった。


 なお、OMNIくんはROGシリーズのゲーミングPCに導入されているArmoury Crateユーティリティーにバーチャルペットとして実装されている(全てのROG PCに実装されているかどうかまでは未確認)。


●BTF対応のGeForce RTX 5090や初音ミクのコラボデバイスも


 最後に、ROGブースで目に付いたデバイスを紹介しよう。



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