

義父は家に来るなり、私に頭を下げてくれました。おそらく義母が「嫁にひどいことを言われた」とこれまでの経緯を話したのでしょう。けれどさんざん失礼なことをしたのは義母なわけで……。義母は後ろで納得のいかない顔をしています。


「そんなんじゃ見限られても仕方ないぞ!」義父に言われて、トモヒトが慌てて私の方を見ます。そして私の冷めきった目を見て、ようやく事態の大きさを理解したのでしょう。離婚が現実味を帯びていると気づいて、サッと青ざめました。


義父が強く叱ってくれたことで、最終的に義母は私に謝罪しました。そして話し合いの結果、今後はアポなし訪問や干渉を控えると約束してくれました。トモヒトも反省し、二度とこんな嫌な思いはさせないと言ってくれています。
私はトモヒトの言葉を信じて、謝罪を受け入れることにしました。トモヒトにはカノンにもしっかり謝ってもらいました。トモヒトが優しく抱き上げて「ごめんね」と語りかけると、カノンも小さく可愛らしい声をあげます。私はその姿を見てようやく微笑むことができたのでした。
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原案・ママスタ 脚本・motte 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子