
国内のアマチュア相撲を統括する『日本相撲連盟』の次期会長に、トヨタ自動車の豊田章男会長(69)が有力候補となっていることが明らかになった。世界少年相撲大会『白鵬杯』など、相撲の発展のために尽力してきた宮城野親方は退職後も『SUMO』の運営やアマチュアの世界で携わり、世界規模で発展させたいという意向を持っている。
退職後も安泰?白鵬の強力な支援者
そんな展望のある宮城野親方は、以前から豊田会長と交流がある。'19年には豊田会長の計らいで白鵬・宮城野部屋に充実宿舎を提供し、「章男さんをはじめ、スポーツセンターに少しでも恩返しできれば」と支援に感謝していたそうだ。
さらに昨年明らかになった豊田氏の報酬額も注目されている。
「トヨタ自動車によると、2024年3月期の豊田氏の役員報酬が16億2200万円だったと言います。これは歴代役員としては最高額。23年3月期の9億9900万円から62%も増えています。トヨタとしても昨年のグループ全体の営業収益が過去最高の48兆367億円という桁違いの数字ですから、白鵬としても“心強い味方”でしょう。相撲協会も喉から手が出るほど欲しいスポンサーだと思いますよ」(経済紙記者)
《財界人の力と元横綱の知名度・行動力がタッグになれば、旧態依然の日本相撲協会を凌駕するかも》
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《章男さんが支援ってパワーワード》
《宮城野親方の退職でかなりがっかりしていたけれど、これは想像以上に面白い。豊田会長はじめ、たくさんの協力が得られそう》
といった強力なバックアップを持つ白鵬の、世界への挑戦に期待の声が飛び交っている。
「豊田会長は単なる財界人という顔だけではなく、スポーツ振興にも深い理解を示してきた方です。トヨタ自動車の強化運動部の活動や個人のスポンサー契約など様々な競技で選手を育成し、オリンピックでもメダリストを輩出してきた実績がある。その豊田会長が相撲連盟の舵取りと白鵬のような国際的な知名度と実績を持つ人物と組むことができれば、相撲の世界的普及において大きな力となりそうです」(スポーツ紙ライター)
従来の日本相撲協会は、「いじめ体質」と称されるなど度々問題視されてきた。しかし、白鵬の思いを汲み取れる豊田会長という財界のリーダーが相撲の世界に参入することで、日本の相撲から“世界のSUMO”となる日も近いかもしれない。
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モンゴルから帰国後に会見を予定しているという白鵬からどういった言葉が聞けるのか、相撲ファンのみならず相撲協会の重鎮たちも注目していることだろう─。