4月13日の開幕から1カ月以上が経過し、来場者数が6月2日に600万人(関係者含む)を突破した大阪・関西万博。東京ドーム33個分という広大な敷地では、各国が独自のパビリオンを展開しており、国内外の文化を体験できることが万博最大の魅力だが、もちろんそこには“食文化”も含まれる。
そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、2025年大阪・関西万博に行った20〜60代の男女200人を対象に「万博で食べたスイーツのなかで美味しかったもの」についてアンケートを行った。
同率で3位となったのは、「バクラヴァ(トルコ)」「抹茶ミラベルケーキ(ルクセンブルク)」「チューリンゲン風りんご(ドイツ)」の三つだ。
「バクラヴァ」はトルコの伝統的な菓子で、薄くパリッとした「フィロ」と呼ばれる生地を何層にも重ね、ピスタチオなどナッツ類を挟んで焼き上げたもの。トルコ館にあるレストランで食べられるほか、中近東で親しまれている菓子でもあるため、クウェート館のカフェ、ヨルダン館のフードトラックなどでも楽しむことができる。
食べた人たちからは、《日本にない味でおいしい》(30代男性/会社員)、《クルミやナッツなどとにかく木の実感が強くて美味しかった。日本にありそうでないところが良かった》(20代男性/会社員)など、珍しい味わいに魅了されたという声が上がった。
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ヨーロッパ屈指の美食の国として知られるルクセンブルクの「抹茶ミラベルケーキ」。同館のレストランでは「ルクセンブルクと日本の甘い融合」というキャッチコピーを掲げており、ほろ苦い日本の抹茶と甘い「ミラベル」(黄すもも)、たっぷりのバターが効いた濃厚な味が特徴的だ。
《和を感じられて美味しいから》(40代男性/会社員)、《抹茶が好きで外国のスイーツとのコラボレーションが大変良かった》(30代女性/会社員)、《抹茶の味が生きてて美味しかった》(30代男性/会社員)など、和洋が調和した味を理由に挙げる人が多かった。
ドイツ館のレストランで提供されている「チューリンゲン風りんご」は、焼いたりんごにチェリー、バニラのソース、蜂蜜をかけた一品。自然な甘みと酸味が魅力だ。
《リンゴの酸味がスッキリしてて美味しかった》(30代男性/会社員)、《高級感があるから》(60代女性/専業主婦)といった感想が見られた。
第2位は「ジェラート(イタリア)」。
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イタリア館横にあるフードエリア販売されており、ピスタチオ、いちご、ブラッドオレンジ&トマト、チョコレート、アマレーナ(チェリー)、イエローメロン、オリーブオイル&塩、シチリアレモンなど、味のバリエーションが豊富。これから夏が本格化するが、暑い季節にこそさっぱりとしたジェラートがおすすめだ。
《クリーミーさと爽やかさが混合したおいしさが好きだから》(30代女性/パート・アルバイト)とジェラートならでは風味が理由に挙がったほか、《ジェラートは好きなので、本場のものを食べてみたかった。濃厚でおいしかった》(50代男性/会社員)、《本場の味わい》(30代男性/会社員)など本場イタリアを感じられる点が好評のようだ。
そして、第1位に輝いたのは「スイスチョコレート(スイス)」だ。
ヨーロッパではベルギーと並んでチョコレートの本場と言われているだけあって、スイス館に併設されたレストラン「ハイジカフェ」では、「トリプルチョコレートムース、チョコレートフレーク添え」「スイスチョコレート」「スイスチョコシェイク」(アルコールカクテル)などメニューも“チョコ尽くし”だ。
なかでも人気のスイスチョコレートは、ホット・アイスが選べるドリンク。濃厚な甘みが魅力で、広大な万博会場を歩き回って疲れた体にはうってつけだ。
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食べた人たちからは、《ワンランク上の味だった》(40代男性/経営者)、《チョコレートのコクが良い》(20代男性/医師)、《美味しくて感激》(30代女性/会社員)などの感想が寄せられた。
世界158の国と地域が集う大阪・関西万博。開催期間中は、食を通じたさまざまな感動的出会いもあることだろう。
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