
宮内庁の公式インスタグラムは6月6日、投稿を更新。沖縄県を訪れていた天皇、皇后両陛下と長女愛子さまの写真を投稿しました。ご一家の沖縄らしいファッションはひときわ目を引き、大きな話題になっています。
同投稿では、5日に首里城公園を訪れた様子を中心に18枚の写真を公開。ご一家は沖縄県の夏の正装「かりゆしシャツ」や、南国の植物がデザインされたワンピースでファッションを統一しており、Xでは「とてもお似合いです」「すてきに着こなしてらっしゃる」「特注なのかな?」などの反応が。
沖縄県にあるかりゆしウェア専門店「かりゆしウェアショップ月桃物語」(那覇市)はまいどなニュースの電話取材に対し、天皇ご一家が着用されたかりゆしシャツとワンピースは同社の既製品だと明かしました。同社ではニュースを見て初めて知ったそうで、「びっくりしています」と驚きを隠せない様子でした。
同社担当者によると、天皇陛下が着用されたのは、ボタンダウンシャツ「デイゴノグチゲラ柄」(色:コン、10780円)。シャツの片側に沖縄の県花デイゴと県鳥ノグチゲラがデザインされています。かりゆしシャツでは片側モチーフのデザインが人気なのだそう。
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雅子さまのワンピースは、2025年の新作「モンステラストライプ柄 ワンピース」(色:コン、13200円)。南国らしいモンステラの葉が縦にデザインされ、すっきりした印象に。白色のジャケットがエレガントさを演出しています。
愛子さまのワンピース「モンステラ柄 ワンピース」(色:クロ、8910円、全て税込)は、雅子さまと同じモンステラの葉ですが、開襟と膝丈が特徴です。
テレビなどでご一家の映像が流れると、同社オンラインショップには「お問い合わせが殺到」(同社公式Xから)。特に女性用ワンピースはもともと小ロットしか作っておらず、すぐに完売になった商品も。3点とも在庫限りで、再販の予定はないそうです。
内閣府のホームページによると、かりゆしとは沖縄の方言でめでたいという意味。「かりゆしウェア」は1970(昭和45)年、沖縄県観光連盟が「おきなわシャツ」として発売したのが始まり。デザインや着こなしについては、沖縄県ホームページに詳しい解説があり、「沖縄の伝統染織物、文化や自然等をモチーフにしたデザインが特徴で、着用の際はウェアの裾を外に出して着用するのが一般的です」(同ページから)。「かりゆしウェア」は沖縄県衣類縫製品工業組合により商標登録されています。
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