「ミャクミャクを撮ってください」というリクエストに、プロのフォトグラファーが本気で応えたら……? 緻密な造形とライティングで再現された世界観に多くの反響が寄せられ、動画は記事執筆現在までにYouTubeで931万回以上、Instagramで212万回以上再生されています。
話題になっているのは、YouTubeチャンネル「ゆーいち / フォトグラファー」に投稿された動画。物撮りが得意なフォトグラファーのゆーいちさんが、こだわりが詰まった写真の撮影風景を公開しています。過去には、「CANMAKE(キャンメイク)」のパウダーチークスや「KATE」のリップモンスターといった人気コスメを本気で撮影した動画も話題になりました。
今回撮影したのは、ゲーム「モンスターハンター」に登場するモンスター「フルフル」をミャクミャクカラーにしたフィギュア「EXPO2025 CFBスタンダードモデル Plus フルフル ミャクミャクカラーVer.」。万博公式キャラ・ミャクミャクをイメージした特別カラーになっている同商品は「2025大阪・関西万博」の会場内にあるオフィシャルストアで販売中です。
ゆーいちさんは「ミャクミャクを撮ってください!」というリクエストに応えるためミャクミャクのフィギュアを探していたところ、数ある中でもこのアイテムに一番引かれたと説明しています。
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まずはポリスチレンフォームを材料に、背景となる岩場の土台づくりからスタート。フォームを手でえぐってボコボコにしたら、ハンダゴテで表面をならして質感を出します。この作業はとても指先が痛くなるのだとか。身体を張っているのが伝わります。
表面を荒くしたら、全体を黒く塗装。さらに白を軽く乗せてエッジを際立たせ、リアルな岩肌を表現しました。一気にモンハンの洞窟っぽくなった……!
次に、洞窟の壁を制作。先ほど使ったウレタンフォームと同じものを3枚重ねて厚みを持たせ、パネルを作ります。穴を開けたり削ったりしながら奥行きのある入口を造形し、同様に黒と白の塗装で岩場っぽい質感を演出しました。
撮影セットが完成したら、いよいよフィギュアの撮影へ。フルフルを設置したら、付属していたミャクミャクのアクリルスタンドを前方に刺してセットしました。洞窟の奥から光を当て、洞窟っぽさを際立たせるライティングを組んで、まるでフルフルが本当に洞窟に潜んでいるかのような情景に仕上げました。
さらに、フルフルの特性を意識して、天井部に張りつく姿や発光表現も再現した別shotも撮影。洞窟の暗がりから浮かび上がるような迫力ある構図に、思わず鳥肌が立ちます。写真はいったいどんな仕上がりになったのでしょうか。
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完成した2枚の写真は、いずれも迫力満点。笑顔を浮かべるミャクミャクの横で、大口を開けるフルフルが今にも襲い掛かってきそうな臨場感のある仕上がりです。プロってすごい……!
なお、フルフルが天井に張り付いているように見える2枚目のショットは、ミャクミャクのアクリルスタンドのふちを修正で消しているとのこと。洞窟の中には稲妻も走っており、まるでロケ撮影をしたかのようなリアルさに見入ってしまいます。
動画を見た人からは「すごすぎる!!!」「岩の再現度えぐい」「フルフル天井に着いてるのがホントリアル!」と称賛する声が数多く寄せられました。また「カメラマンって美術さんみたいなこともできるの!!?」「撮影もさることながら工作がすげぇ」「器用さもだけど発想も良き……」と、技術の高さに驚くコメントが集まっています。
ゆーいちさんは、この他にもTikTok(@yuichi_cam_)やInstagram(@yuichi_cam_)、X(Twitter)(@yuichi_cam_)で情報を発信しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「ゆーいち / フォトグラファー」さん(@yuichi_cam_)さん
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