




「表札がないと迷惑だと思わない?」そう私に愚痴を漏らす様子を見て(ああ、表札の件はやっぱりアイカワさんが申し出たんだ)と納得しました。徐々にヒートアップしていくアイカワさんと正反対に、私の気持ちはどんどん落ちていきます。


鬼の形相で話すアイカワさん。私はいてもたってもいられず……。「ああ、すみません、子どものお迎えがあって……」逃げるようにその場を立ち去りました。その後すぐ小さな表札を買いました。(アイカワさんと揉めたくない……)そう思ったからです。


表札の件は、アイカワさんが管理人さんから聞いた通り「つけたい人だけ表札をつける」という結論になりました。
私は結論が出てホッとしたものの、アイカワさんが感情的に怒る姿を思い出すと、アイカワさんと揉めたくないという不安を感じざるを得ませんでした。
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とにかく、アイカワさんとこれ以上関わりを持たないのが、私たち家族にとって最善の選択だと思っています。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら
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