バルサ3年目で“覚醒”のハフィーニャ、ラ・リーガ年間MVP受賞! 18得点11アシストで優勝に貢献

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2025年06月07日 17:25  サッカーキング

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今季、バルセロナの“主役”は紛れもなくハフィーニャだった [写真]=Getty Images
 ラ・リーガは6日、2024−25シーズンのMVP(最優秀選手賞)を発表。バルセロナに所属するブラジル代表FWハフィーニャが、初受賞を果たした。

 バルセロナ加入後3年目のシーズンを迎えたハフィーニャは、今季より就任したハンジ・フリック監督の下で覚醒を遂げた。今季はかねてより本職としてきた右ウイング(WG)ではなく、シーズン開幕直後は2列目の中央、そしてスペイン代表MFダニ・オルモの登録完了後は左WGを主戦場とし、最終的にはラ・リーガ全38試合中36試合に出場。18ゴール11アシストをマークした。

 今季のラ・リーガMVP最終候補にはチームメイトのスペイン代表MFペドリ、同FWラミン・ヤマル、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに加え、レアル・マドリードに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガム、フランス代表FWキリアン・エンバペ、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、そしてベティス所属のスペイン代表MFイスコとアスレティック・ビルバオに在籍する同MFオイアン・サンセトらが残っていたが、彼らを抑える形でハフィーニャが受賞を果たした。

 過去2シーズンはシャビ・エルナンデス監督の下で本来の力を発揮したとは言い難い時間を過ごし、一時はクラブからの売却も検討されていたものの、フリック監督との出会いが大きな契機になったと言える。なお、公式戦全体で見ると57試合出場34ゴール25アシストと驚異的な数字を残しており、欠場した試合数もわずかに3つ。年間を通して主力の座を譲らず、チームの象徴として活躍を続けた。

 今シーズンのバルセロナはシーズン開幕直後から絶好調をキープ。11月から12月にかけてはラ・リーガ6戦未勝利(2分4敗)と調子を崩し、順位を3位まで落としたこともあったが、2025年に入ってからはわずか1敗と圧倒的なしたたかさを示し、2年ぶり通算28度目のラ・リーガ優勝を成し遂げた。

 加えて、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)、スーペルコパ・デ・エスパーニャでもタイトルを手にしており、国内3冠を達成。一方で、チャンピオンズリーグ(CL)では準決勝でインテルに2戦合計6−7で敗れており、欧州タイトルも含めた3冠は来季に持ち越しとなった。また、“宿敵”のレアル・マドリードには公式戦4戦全勝、全試合3得点以上と力の差を見せつけるシーズンに。“強いバルサ”が復活した印象を残した。

 なお、ラ・リーガはMVP以外にも年間受賞者を発表している。最優秀監督賞はハフィーニャにとって“恩師”のフリック監督、最優秀若手選手賞(U−23)はチームメイトのヤマルが受賞。ベストセーブ賞はアトレティコ・マドリードに所属するスロベニア代表GKヤン・オブラクが、第9節レアル・ソシエダ戦(1−1)で披露した“ダブルセーブ”に決まり、ベストゴール賞は同試合でオブラクを破ったクロアチア代表MFルカ・スチッチの一撃が選ばれている。


【動画】ハフィーニャのバルサでの足跡





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