今年10月から正式サービス開始予定 パナソニックは、インナーケア領域への本格参入の第1弾として、女性向け体調ナビゲーションサービス「RizMo(リズモ)」を開始する。専用のウェアラブルデバイス「リズムモニター」を公式ショッピングサイト「Panasonic Store Plus」で販売し、サブスクリプション(サブスク)に加入するとすべての機能を利用できる。
その他の画像はこちら ●国内家電初のサービス サブスク加入ですべての機能が使える
6月2日に東京・表参道の「パナソニックビューティ表参道」で開催した新サービス発表会には、北岡 慶子 ビューティ・パーソナルケア事業部 ビジネスデザイン部 部長、女性健康関連の監修を務めた産婦人科医・認定内科医 池田 裕美枝氏が登壇。開発の狙いや強み、女性ホルモンの周期的な変動や年齢による絶対量の変動が引き起こす、女性特有の悩みによる社会的損失などを説明した。
女性特有の健康課題の解決を図るサービス・製品群は「フェムテック」と呼ばれ、これから伸びる分野として注目を集めている。パナソニックはこれまで美容事業として、ヘアケア、フェイスケア、ボディケアの3領域で事業を展開してきたが、「RizMo」のサービス開始を機に新たにインナーケア領域へ本格参入する。
「RizMo」は、国内家電初となる新開発のウェアラブルデバイス「リズムモニター」で月経リズムや連動する衣服内温度、睡眠を就寝中に計測し、iPhone向けアプリ(スマホアプリ)に計測データを転送して確認できるサービス。計測データを専門家が監修した独自のアルゴリズムで分析し、その日や先々の体調を予測してスマホアプリ上に表示する。
さらに生理周期ごとのパーソナル体調レポートを自動生成し、自身にあったアドバイスコンテンツを確認できる。ほかにも日記代わりに使えるメモ機能や、LINEを通じて専門医に相談できる機能(2025年10月から搭載予定)を用意する。これらの機能を通じて、女性の健康的な生活習慣づくりをサポートする。
サブスク未加入でも、基本的な機能(計測とスマホアプリでの計測結果の確認)は利用可能。専用デバイス「リズムモニター」はコイン型電池で駆動し、毎日就寝時に利用した場合の電池寿命は約半年間。
対象は月経のある女性。初期費用は5500円(リズムモニター1台と契約月+1カ月間のサービス無料トライアル)、月額利用料は500円。7月7日から台数限定・月額利用無料で先行的にサービスを展開し、10月10日に正式サービスを開始する。