古巣インテルの新監督はかつての“ライバル”? 長友佑都がエール「成功してもらいたいですね」

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2025年06月08日 00:30  サッカーキング

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長友とキヴはかつてインテルで共に戦った [写真]=Getty Images
 日本代表は7日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第10節のインドネシア代表戦に向けて、大阪府内で調整を実施。練習後、DF長友佑都(FC東京)が報道陣の取材に応じ、古巣インテルの新監督人事に言及した。

 2024−25シーズンのインテルは、セリエAの2連覇を掲げていたものの、最後はナポリに勝ち点が「1」及ばず、2位でシーズンを終えた。スーペルコッパ・イタリアーナでは決勝でミランに2−3で屈し、コッパ・イタリアでも準決勝でミランに2戦合計1−4で敗れてベスト4敗退。2シーズンぶりにファイナルまで駒を進めたチャンピオンズリーグ(CL)では、パリ・サンジェルマンに0−5と衝撃的なスコアで大敗し、2021−22シーズンのシモーネ・インザーギ監督就任以降、初めて無冠でシーズンを終えることとなった。

 シーズン終了後、そのインザーギ監督がサウジアラビアのアル・ヒラルに引き抜かれ、現在は指揮官の座が空位となっている。一時はマルセイユを率いるロベルト・ゼ・デルビ監督や、コモを率いるセスク・ファブレガス監督の名前が挙がったが、現在はパルマ・カルチョを率いるクリスティアン・キヴ監督の招へいが決定的だと見られている。現地メディア『ガゼッタ・デロ・スポルト』はキヴ新監督の誕生は時間の問題だと伝え、2027年6月までの2年契約を結ぶ予定だと報じた。

 現在44歳のキヴ氏は今シーズン途中の今年2月、日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマ・カルチョの新指揮官に就任。トップチームを率いるのは初の機会だったが、就任当時は降格圏に沈んでいたチームを見事残留へ導いた。

 そんなキヴ氏は現役時代、2007−08シーズンから、現役を引退する2013−14シーズン途中までインテルでプレーしており、2009−10シーズンにはイタリアのクラブとして史上初となる3冠(セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)達成に貢献。2010−11シーズン途中からインテルに加入した長友にとって、キヴ氏は元チームメイトだ。それだけでなく、センターバックに加えて左サイドバックでプレーしていたキヴ氏は、長友にとっての“ライバル”でもあった。

 そんなキヴ氏が古巣のインテルに監督として帰還する可能性が高まっていることについて聞かれた長友は、「まずびっくりしましたね」と率直な感想を口にする。「まだそこまで監督としての経験があるわけではないとは思うんですが、パルマで一緒にやっていた彩艶が良い監督だとは言っていました」と、指揮官としてのキヴ氏について触れただけでなく、「自分の情熱を持っているんですよね。僕も彼と競争をしましたが、すごく良い関係だったんでね」とかつての思い出も振り返った。

 長友はかつてのキヴ氏に対して、「成功してもらいたいですね。今は強い頃のインテルが戻ってきていますよね。インザーギが素晴らしいチームを作っていたので、彼にはそれを上回るような成績を残してほしいなと思います」とエールを送った。


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