3月の代表ウィークではスペイン代表とのUEFAネーションズリーグ（UNL）準々決勝を戦い、PK戦の末に敗れてベスト8敗退となったオランダ代表。他国がすでに欧州予選2試合を終えたなか、2大会連続のワールドカップ出場を狙う“オレンジ軍団”がついに初戦を迎えた。対するは、ここまで1勝1分と無敗を維持するフィンランド代表。初の本大会出場を目指し、このまま調子をキープしたいところだ。
試合は開始早々の6分にオランダ代表がスコアを動かす。ハーフウェイライン右でパスを受けたデンゼル・ダンフリースがボールをキープ。ドリブルでマーカーを剥がしながら前線にパスを差し込むが、一度は相手のセンターバックに跳ね返されてしまう。しかし、カーン・カイリネンが浮き球を処理したものの、胸で送ったバックパスが意図とは異なり最終ラインの裏に落下。素早く反応したメンフィス・デパイが右足でゴールに流し込み、オランダ代表が幸先よく先制した。
さらに23分、相手のクリアを拾い続けるオランダ代表が波状攻撃を展開。フィンランド代表をペナルティエリア周辺に押し込みつつ、高い位置を取ったフィルジル・ファン・ダイクが左サイドに張るコーディ・ガクポへと配球する。対峙したマーカーをカットインで振り切り、新たに2枚がかりで対応してきたタイミングでクロスを供給。インスイングのボールはボックス手前からファーサイドへと伸び、飛び込んできたダンフリースがワンタッチで合わせてネットを揺らした。
後半もオランダ代表が主導権を握り、フィンランド代表はハーフタイム明けからシュート0本の時間が続く。86分にはフィンランド代表に後半初のシュートを打たれたが、危なげなく試合は2−0で終了。オランダ代表が白星スタートを飾った。次節は10日に行われ、フィンランド代表はホームでポーランド代表と対戦。オランダ代表はホームでマルタ代表と対戦する。
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フィンランド代表 0−2 オランダ代表
【得点者】
0−1 6分 メンフィス・デパイ（オランダ代表）
0−2 23分 デンゼル・ダンフリース（オランダ代表）
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