“ただの一部屋”をベテラン大工がリフォームしたら…… 思わず息を飲む空間が誕生「やー見とれる」「尊敬します」

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2025年06月08日 07:33  ねとらぼ

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“ただの一部屋”をベテラン大工がリフォームしたら……

 ベテランの大工さんが造り付けの仏壇を作っていく様子が、YouTubeで紹介されました。動画は、記事執筆時点で20万回以上再生されています。


【画像】リフォーム後


 投稿したのは、YouTubeチャンネル「大工の正やん」の「正やん」さん。職人歴50年を超える現役大工さんで、以前には殺風景なコンクリート部屋のリフォームが話題になりました。


 今回は増築リフォームの現場とのこと。新しく作った部屋の正面に、造り付けの仏壇と押し入れを作っていくようです。


 仏壇と左右の押し入れの3カ所に床を張ります。最初に300ミリピッチで根太を打ち、断熱材を入れました。その上に張るのは30ミリの材。敷居に対して平行に張るのがきれいに見える秘訣(ひけつ)なのだそうです。


 床を張ったら間仕切りの下地をして、天井に断熱材を入れてふさぎます。こちらのお宅の仏壇は別に設置するのではなく造り付けのタイプ。この後さまざまな加工を加えるため、Mクロスという素材を使って丈夫な壁を作りました。


 仏壇を作っていきます。使用する板は薄いと反ってしまうため、30〜33ミリのものを使いました。板は作業場で切り出しているのですが、最後の仕上げは現場で手カンナで行うとのこと。実際の壁に原寸図を描いて収めていきます。


 仏壇の1段目(一番下の段)になる棚板を入れる作業です。実際の現場では、直角に切った物がすんなり直角に収まるとは限らないとのこと。柱や板を削って細かい調整をし、ぴったりきれいに収まりました。


 2段目と3段目は受けを付けてから棚板を載せていきます。階段状の棚板が付いたら蹴込み板(垂直の板)を入れる作業。狭いところで作業をしているようですが、中に入ってしまうと割と空間はあるとのことです。


 仏壇ができたので押し入れ部分に取り掛かります。使用する杉板は10ミリ厚で本ざね(側面に凸凹があり、はめあわせる加工)になったもの。本体の間柱の上に横張りで張っていきました。


 枕棚と中段を作って押し入れが完成。3段の仏壇の両側に押し入れがある、立派な仏間が完成しました。


 正やんさんの丁寧な作業に、コメント欄では「やー見とれる」「きれいな仕上がり」「めちゃめちゃいい仕事しますね!」「本当にかっこいい職人さん」「ずっと見ていられる」「根気のいる仕事ですね。尊敬します」といった声が寄せられています。


 正やんさんは、大工に関する豆知識や仕事風景をYouTubeチャンネル「大工の正やん」やX(@carpentershoyan)で発信中。別の日のYouTube投稿では、今回の増築リフォームの前半の様子などを見ることができます。


動画提供:YouTubeチャンネル「大工の正やん」




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