2025年5月時点で、福島県にある公立高校は全日制・定時制・通信制あわせて約80校。一般選抜のほかに「特色選抜」や「連携型選抜」など、生徒が個性や能力を発揮できるような選抜の方法を設定しており、主体的に学校選択を行えることが特色のひとつともなっています。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、福島県在住の主婦の方を対象に「近年評価が高まっていると思う福島県の公立高校は?」というテーマでアンケートを実施しました。
福島県にある公立高校のうち、県内在住の主婦の多くが「近年評価が高まっていると思う」として支持した高校はどこだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
第2位は、郡山市にある「安積黎明高校」で、得票率は15.7%でした。1911年に創立された「安積実科高等女学校」を前身とし、安積女子高校を経て2001年に共学化された「安積黎明高校」。「まごころによる他人への思いやり」をさす「恕(じょ)」という言葉を校訓とし、勉強だけでなく、3年に一度開催される「花かつみ祭(文化祭)」や、校内合唱コンクールなど、学校行事にも熱心に取り組んでいます。
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2年次からは文系・理系に分かれる同校では、2022年度入学生から「総合的な探求の時間」においてコース制を導入。希望者は「保健・医療コース」「教育コース」を選択することができるほか、希望する進路に合わせ、講演を聞いたり、実習を行ったりと、貴重な機会に恵まれていることが特色です。また、国公立大学の現役合格者数は福島県内トップクラスを誇り、そうしたことも支持を集めた要因といえそうです。
第1位は、郡山市にある「安積高校」で、得票率は16.7%でした。1884年に設置された「福島中学校」を前身とし、1948年に「福島県立安積高校」へ改称。2024年には創立140周年を迎えた伝統校です。長く男子校でしたが、2001年からは男女共学校となったほか、2025年4月には併設の安積中学校が開校したことで、中高一貫校として新たなスタートを切りました。
2024年度からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の第3期指定を受けている同校では、2022年度からは単位制・医学部コース制を導入するなど、新たな取り組みにも注力。また、進路実績においても、国公立大学や難関私立大学等への合格者を多数出しており、こうしたことが「近年評価が高まっていると思う」という印象につながっていると考えられそうです。
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