11日から中国・西安で行われるバレーボール男子のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第1週に向け、日本代表が8日、羽田空港から出発した。
中国大会でキャプテンを務める富田将馬(27=大阪B)が出国前に取材対応。「非常にわくわくしている。新しいメンバーだけど1戦1戦大事に戦っていきたい」とうなずいた。
自身の存在をアピールする。今季は、アタッカーの西田有志が代表休養を明言。同ポジションで、本来の主将である石川祐希や高橋藍もVNL第3週の千葉大会からの出場が見込まれ、中国大会は昨季の中心メンバーは不在となる。昨年のパリ五輪は交代選手での登録だった富田にとっては存在感を示す絶好の機会。「ここでアピールしなかったらロスの道も厳しくなると思う。自分が引っ張っていけるようにしたい」と引き締めた。
VNLは世界トップの18チームが3週間にわたり各国を転戦し、上位8チームがトーナメント方式のファイナルラウンドに進む。今季は、28年ロサンゼルス五輪(オリンピック)でのメダル獲得へ向けチームを成熟させていくための大切なシーズンで、ロラン・ティリ新監督はVNLや世界選手権(9月、マニラ)での表彰台を目標に掲げている。富田は「金メダルを目指すというより、常勝軍団になれるようなチーム作りをしていきたい」と意気込んだ。
同じくアウトサイドヒッターで専大4年の甲斐優斗は、「しっかりと自分を出して楽しんでいけたら」と話した。
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日本のVNL初戦は11日で、開催国の中国と対戦する。
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