「平泉」「橋野鉄鉱山」「御所野遺跡」という3つの世界遺産をもつ岩手県。広大な農地や恵まれた岩礁を生かした農業・漁業が盛んで、とくに高級食材で知られる「あわび」や、全国生産量トップクラスの「わかめ」、青紫色の花を咲かせる「りんどう」の産地として知られています。
そこで今回は、「岩手県で二番目に有名だと思う市町村は?」というテーマについて考えてみましょう。まずは、3つの市をピックアップして紹介します。
盛岡市は岩手県の県庁所在地。人口は県内最多の約28万人です(2025年5月1日時点)。盛岡城の城下町として栄えた歴史があり、江戸時代の町家や明治時代に建てられたレンガ造りの洋風建築が現在でも残っています。中でも、1911年の完成から2012年までの約100年に渡り、銀行として使われていた「岩手銀行赤レンガ館」が有名です。
また、穀物の生産が盛んで、昔から麺料理が多く食べられてきた文化があります。盛岡三大麺の「盛岡冷麺」「盛岡わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」を聞いたことがある人や、実際に食べたことがある人は多いのではないでしょうか。
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宮古市は、岩手県東部の三陸海岸に面する街です。面積は県内の市町村で最大、東京23区すべてを合わせたよりも広く、市域の多くを森林が占めています。観光スポットとしては、高山植物の宝庫「早池峰山(はやちねさん)」や本州最東端の地「トドヶ崎」が代表的です。
市内で利用できる鉄道路線は「三陸鉄道リアス線」と「JR山田線」の2つ。三陸鉄道はNHKの朝ドラ「あまちゃん」で登場した路線として有名ですよね。JR山田線は宮古駅と盛岡駅以外すべてが無人駅で、秘境駅好きにはたまらない路線となっています。
花巻市は、岩手県のほぼ中央に位置する街。県庁所在地の盛岡市に隣接しながら、西に奥羽山脈、東に北上高地と、街の周りが壮大な自然に囲まれています。童話作家・宮沢賢治の故郷として知られ、作品のモデルになった場所や風景を見られるのが花巻市の魅力です。
また、花巻市といえば、高校野球の名門「花巻東高校」が有名ですよね。夏の甲子園に過去12回出場している東北の強豪校であり、菊池雄星選手や大谷翔平選手をはじめとしたプロ野球選手を多数輩出しています。
ここまで、岩手県の市町村の中から3つの市を紹介しました。あなたが「二番目に有名だ」と思う岩手県の市町村はどこですか?
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