トッテナムから関心が寄せられているフランク監督.[写真]=Getty Images トッテナムが、ブレントフォードを率いるトーマス・フランク監督の招へいを画策しているようだ。7日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
アンジェ・ポステコグルー体制2年目を迎えたトッテナムは、ヨーロッパリーグ(EL)で優勝し、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手に入れたものの、プレミアリーグでは11勝5分け22敗の17位に終わったことから、6日にクラブ17年ぶりとなる主要タイトル獲得に導いたポステコグルー監督の解任を発表した。
これにより、後任の行方に注目が集まっているなか、トッテナムはフランク監督の招へいに関心を示していることが明らかになっている。
報道によると、ブレントフォードとしてはフランク監督がより大きなクラブへの移籍を希望する場合、クラブとしてはそれを阻止するつもりはないものの、安価で手放すつもりもないという。
2027年6月30日までとなっている現行契約には1000万ポンド(約20億円)程度の契約解除条項が付随していることも噂されていることから、トッテナムとしてはフランク監督を引き抜くためにはそれに近いオファーを提示する必要があるようだ。
現在51歳のフランク監督は、世代別のデンマーク代表監督やブレンビーでの指揮を経て、2016年12月にブレントフォードのアシスタントコーチに就任。2018年10月にディーン・スミス前監督の後任としてトップチームの指揮官に昇格した。
2020−21シーズンにチャンピオンシップ(2部)の昇格プレーオフを制し、クラブを初のプレミアリーグ昇格に導くと、2024−25シーズンは10位で終えるなど、4シーズン連続でプレミアリーグ残留を果たしている。
なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、トッテナムはフランク監督が同クラブの新指揮官に就任することに熱心であることを理解しており、就任を望んでいると考えているようだが、果たしてクラブ間の交渉が成立することはあるのだろうか。