今季2勝目を挙げたパドレス・松井裕樹(写真=GettyImages)● ブリュワーズ 0−1 パドレス ○
<現地時間6月8日 アメリカンファミリー・フィールド>
サンディエゴ・パドレスが昨季の中地区王者ブリュワーズとの敵地3連戦を勝ち越し。2番手としてリリーフ登板した松井裕樹投手(29)は今季2勝目を挙げた。
パドレスはブリュワーズのエース右腕ペラルタに対して6回までわずか1安打と封じ込まれたが、自軍先発の右腕ライアン・バーガートも負けじと6回途中まで被安打1本に抑え、スコアレスの投手戦を展開した。6回裏、一死一、二塁の状況でバトンを受けた松井は、3番イエリッチを外角低めいっぱいのフォーシームで見逃し三振。4番コントレラスを歩かせて満塁としながらも、5番フレリックをスプリットで空振り三振に仕留め、このピンチを切り抜けた。
パドレスは直後の7回表、3番マニー・マチャドが2番手左腕ザストリズニーの代わり端を捉え、直近4戦4発目となる10号先制ソロ。均衡を破る一発により松井に勝利投手の権利が発生した。この1点をブルペン陣が守り抜き、守護神ロベルト・スアレスはMLB全体トップの今季21セーブ目。今カード初戦に続き、今季12度目の完封勝利を飾った。
5月中旬に6連敗を喫したパドレスだったが、5月23日のブレーブス戦で連敗を脱出してから直近16試合で10勝。五分に終わったジャイアンツ4連戦を除く4カードで勝ち越しと好調をキープ。10勝全てが2点差以内での勝利と接戦での強さを発揮している。
この試合の松井は0回2/3、17球を投げて1四球、2奪三振という投球。直近3登板連続の無失点リリーフを果たし、6月3日のジャイアンツ戦以来となる勝ち星を手にした。ここまで27試合に登板して2勝1敗2ホールド、防御率3.16を記録している。