
会社の先輩のせいでカバーに奔走し続けていると、辞めたくなるのも当然だ。投稿を寄せた40代女性は、同じチームに所属する先輩に困っているのだそう。女性と先輩は職場のチームの窓口として、営業から回された仕事を部下に振っていた。
コロナが落ち着き始めた頃、女性の家族が感染し、濃厚接触者となった。1週間の自宅待機を余儀なくされ、仕事はリモートワークで対応していた。その後、出社した際、女性は「見えないところでフォローしてくれたかもしれない」と思い、先輩や周囲に感謝を伝えて確認した。
すると、こんなことを言われたそう。
「その先輩に仕事をお願いした営業さんから『なかなかお願いしたものが上がってこない』と私に言ってきました。聞けば、1週間の納期だったのに、延ばし延ばしさせられていて、3週間も待たされていたらしいのです」
慌てて先輩に確認すると、「日にちが経つうちに別の仕事が溜まっていき、後回しになって気づいたら納期がなくなり、他のスタッフに回せなくなった」と説明された。(文:西荻西子)
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「あと少しでできる」→かなり雑で修正三昧
先輩は「でも途中までは出来てるし、あと少しでできるから!」と主張したため、女性が仕事の半分を引き受け、分担することになった。その仕事内容は「確かに面倒くさいものでしたが、地道にやれば出来るもの」だったそうで、1日かけて仕上げた。一方、先輩はというと、
「あれから作業がほとんど進んでいないのです。それなのに当の本人は『今日は美容院の予約をしているので、定時上がりで早くやらないといけない』と焦っている様子」
といった状況だった。見かねた女性は先輩の残りの仕事も引き受けた。データを確認すると、“あと少し”どころか「かなり雑な仕上がりで、途中までは出来ているという所もやり直すことに」と明かす。
「それだけならまだいいものの、その日は金曜日、私も定時で上がるつもりでしたが、半ば諦めて先輩の仕事で残業していると…、先輩は『美容院の予約があるから、ごめんやけど帰るね! 手伝ってくれてありがとう!』といってさっさと定時で帰っていきました。って、この仕事って私の残業になるの?マジですか!? 心の中で叫びました」
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結局、女性は先輩の仕事をすべて引き受けた。先輩が3週間かかってもできなかった仕事を、女性はわずか3日で仕上げたという。
雑談で仕事は停滞、他者の協力で余裕が生まれ再び雑談へ…最悪のループ
先輩の困った行動はこれだけにとどまらない。ある時、先輩が担当する仕事でクレームが発生し、その対応に追われていた。その日の午後からはチーム全員での会議が予定されていたが、時間になっても終わらなかった。
「先輩抜きで(会議を)始めようとしたところ、先輩が慌てて会議室に来て『誰か手伝ってくれない?』と言いにきました。その日、結局フォローに何人かのスタッフが取られたために、チーム全員を巻き込んだ形で大切な会議は中止となりました」
そんな先輩について女性は、「前々から気づいてはいましたが、その先輩は仕事中よく雑談をします」と明かした。雑談はスタッフ間のコミュニケーションに良い面もあるというが、先輩の手が止まりがちになるため仕事が遅れる原因になっているという。それだけでなく、
「遅れた分、他のスタッフが手伝うことが多々あり、手伝ってもらったら負担が軽くなるので、また話し出す、という悪循環になるのです。こういったことが積もり積もってこの先輩と仕事はしたくない!もう辞めようって思いました」
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と不満を吐露していた。
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