
ブラジルを公式訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは日本時間6月7日、日系人向けの老人ホームや、日系ブラジル人が多く通う学校などを訪れました。このとき着用されたのが、白いカメリアの花と鮮やかな緑の葉がデザインされたワンピース。ブラジルと関係が深い「神戸」ゆかりの商品でした。
【写真】佳子さまがブラジルで着用 白い花柄ワンピース(全身)
佳子さまが着用されたのは、神戸のアパレルメーカージャヴァコーポレーション(神戸市中央区)のブランド「Viaggio Blu(ビアッジョブルー)」が2024年11月に発売した「カメリアプリントワンピース」(59400円税込)。
同ブランドオリジナルのプリントで、「グロッシーなサテンに柔らかで清々しいカメリアの花を敷き詰めました」(同ブランドサイト)。襟ぐりやウエスト、袖口にあしらわれた紺色のリボンが上品さを印象づけています。色は1色展開のみ。
同社担当者らは、佳子さまが着用されたことをニュースで初めて知ったといい、「社内のみならずワンピースの縫製を担当していただいた工場様からもご連絡いただき、皆一様に驚き、大変光栄なことで喜んでおります。そしてなにより佳子さまによくお似合いで、そのことにもスタッフ一同喜んでいます」(同社担当者)。
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すでに完売した商品でしたが、同社には9日朝から購入希望の問い合わせが多数入り、急きょ再販が決定。8月末ごろの販売を目指しています。
同ブランドは1990(平成2)年、神戸で創立。今年で創立35周年。ブランド名はイタリア語で「青い旅」という意味。「当初から一貫して海外のラグジュアリーブランドのような高品質素材やデザインにこだわり、特に京都のアトリエ画家と手がけるオリジナルのプリント生地は 絵画のように美しく、 毎シーズンご好評いただいております」(同社)。実店舗は神戸阪急、大丸神戸店、大丸梅田店、大阪タカシマヤ、あべのハルカス近鉄本店、松屋銀座など。
再販の最新情報などは、同社公式サイトやブランドのインスタグラムで。
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神戸とブラジルとは関係が深く、日本からブラジルへの初めての移民船が出港したのが神戸港でした。
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1908(明治41)年4月、ブラジルへの移住者781人を乗せた船「笠戸丸」が神戸港を出港。1928(昭和3)年には、ブラジルへの移住者が出港前に一時滞在する「国立移民収容所」が神戸に開設されました。移民収容所の建物は現在、「海外移住と文化の交流センター」として、ミュージアムに。
佳子さまは4月下旬、同センターを訪れ、ブラジル訪問に備えて日本人のブラジル移住の歴史などを学びました。
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これまでも公式訪問先の土地にゆかりのあるファッションや小物を身につけることが多かった佳子さま。今回の神戸ブランドのワンピースも神戸とブラジルとのつながりを意識したのでしょうか。
佳子さまのブラジル訪問は17日までの予定です。
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(まいどなニュース・金井 かおる)