庭先に現れた三毛猫 雨が降ると玄関でごろり、晴れたら外へ… わが子になった“ある夜”の奇跡

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2025年06月09日 14:10  まいどなニュース

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保護前、飼い主さんのほうを見つめるみぃちゃん(画像提供:うにねこさん)

庭先にふらりと現れた三毛猫の女の子「みぃ」ちゃん。雨宿りをきっかけに、Xユーザー・うにねこさん(@Unineco21412)の家に迎えられました。

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みぃちゃんが初めて庭に現れたのは、2022年の年末のことです。

「最初は警戒していましたが、うちでごはんを食べるようになり、やがて庭で生活するようになりました。雨が降ると玄関に入って雨宿りをし、雨が止むとまた『お外に帰る!』と主張してお庭に戻りました」

天気の悪い日だけ、少しだけ家の中へ。そんな“半外猫”のような暮らしを続けていたみぃちゃんですが、ある日、少しだけ変化が訪れました。

「季節は秋、激しい雨が降っていました。みぃちゃんが庭に面した部屋の窓から家に入ってきたんです。でも、その日は雨が止んでも帰りませんでした」

みぃちゃんは当時5歳。こうして、飼い主さん家族の一員になりました。

はじめての室内で見せた“堂々としたリラックス”

家に入ったその日、みぃちゃんは驚くほど落ち着いていたといいます。

「自ら部屋に入ったこともあってか、部屋の真ん中でくつろいでいました。私たち夫婦は、その大胆な姿を目にして思わず笑ってしまったのを覚えています」

目立った問題行動はなく、夜中に鳴くこともなければ、部屋を荒らすようなこともなかったそうです。ただ、ケージに入れると強い不安を感じてしまうようで、その後は自由に過ごさせるようになりました。

先に暮らしていた3匹の猫、蓮(れん)くん、瑠偉(るい)くん、ママちゃんとの関係性についても、不安はすぐに解消されたといいます。

「みぃちゃんは、自分から先住猫たちにあいさつしたあと、自分の部屋へ。まったく手がかからず、心配は杞憂に終わりました」

迎え入れたあと病院で健康診断を受けた結果、アレルギーがあることが判明。今は、主に自分の部屋で無理のない暮らしを続けています。

「先住猫たちと同じ部屋で暮らすことは難しく、夫の部屋で暮らしています。時々部屋から出てきて数時間、先住猫たちと交流すると満足し、自分の部屋へ。先住猫たちとの仲は良いと思います」

人が大好きな“みぃちゃん”が見せた変化

みぃちゃんは現在6歳。人間が大好きで甘えん坊、とてもお利口さんです。

「外にいた頃、みぃちゃんは玄関前で夫の帰りを待っていました。そして、夫と庭で遊んだり、撫でてもらったりするのが日課に。遠慮がちな一面もあって、一緒に暮らし始めてからは、ほとんどわがままな振る舞いを見せなかったです」

そんなみぃちゃんに、最近少しずつ変化が現れたといいます。それは飼い主さんの気持ちを明るくするような出来事でした。

「みぃちゃんが、ようやくわがままを言ってくれるようになったんです。さらに距離が縮まったように感じられて―とても嬉しいですね」

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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