大学学部を卒業してITエンジニアとして就職する人のうち、文系学部出身者が大幅に伸びている――人材サービス会社のヒューマンリソシアは6月9日、文部科学省の「学校基本調査」から独自に集計した就職動向レポートを発表した。
理系学部(理学部+工学部)出身のITエンジニア就職者は微増にとどまっており、ITエンジニア新卒に占める理系の割合は下がり続けているという。
2024年の学校基本調査から、「専門的・技術的職業従事者」のうち「情報処理・通信技術者」への就職者を「ITエンジニアへの就職者」と定義して集計した。
学部卒の就職者を専攻分野別にみると、文系学部出身者が大幅に伸びている一方、理系学部(理学部+工学部)出身者は微増にとどまっている。理系出身者の割合は下がり続けており、ここ5年は4割を切る状況だ。
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就職者に占める女性の割合は、2021年の35.6%をピークに減少傾向で、2024年は32.0%だった。
大学院卒の就職者は8年連続で増加。「高度なIT知識やスキルを習得した人材ニーズが高まっていることがうかがえる」としている。
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