PSG守護神の去就は不透明？…来夏で契約満了のドンナルンマにマンチェスター勢が関心か

　パリ・サンジェルマン（PSG）に所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマに退団の可能性が浮上しているようだ。8日、フランス紙『レキップ』が伝えている。

　就任2年目のルイス・エンリケ監督の下、ポゼッションとハイプレスを基盤とした完成度の高いサッカーを披露し、リーグ・アン、クープ・ドゥ・フランス、チャンピオンズリーグ（CL）の3冠を達成したPSG。公式戦40試合に出場した守護神ドンナルンマは最後尾からチームを支え、とりわけCLでは超人的なセーブを連発しクラブ史上初のビッグイヤー獲得に大きく貢献した。

　そんなドンナルンマだが、現時点で去就は不透明となっているようだ。『レキップ』が報じたところによると、PSGは2026年6月末までとなっている同選手との契約期間を延長するべく交渉に臨んでいるが、現時点で合意には達していないとのこと。契約最終年が迫る中、マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドが今夏の移籍市場での獲得に興味を示しているという。

　PSGとしては基本給を低く設定し、出場試合数やパフォオーマンスに応じたボーナスを盛り込むことを目指しているが、選手側はこの条件に納得していない模様。今後もルイス・カンポスSD（スポーツディレクター）をはじめとした首脳陣との交渉は続くものと見られている。

　なお、ドンナルンマはイタリア代表として臨んだ記者会見時に「パリで幸せだ。まだ何も決めていないし、今は代表チームのことに集中したい。今後数日中にクラブの状況について経営陣やスタッフと話し合うつもりだ。今のところは時期尚早だよ」と自身の去就について言及している。