デ・ブライネが値千金の決勝弾! ベルギー、3点差から反撃許すも土壇場で勝ち越し

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2025年06月10日 06:01  サッカーキング

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ベルギー代表がウェールズ代表を撃破 [写真]=Getty Images
 FIFAワールドカップ26欧州予選・グループJの第4節が行われ、ベルギー代表とウェールズ代表が対戦した。

 UEFAネーションズリーグ(UNL)昇降格プレーオフの影響により、今回の6月シリーズから欧州予選がスタートしたベルギー代表。6日に行われたマケドニア代表との初戦では、ケヴィン・デ・ブライネの得点で先制しながら終盤に失点し、1−1のドロー発進となった。対するは、ここまで2勝1敗と無敗を維持するウェールズ代表。2大会連続のW杯出場を目指す同国代表は、今節を引き分け以上で終えるとグループJの首位に浮上する。

 試合は立ち上がりからベルギー代表がスコアを動かす。11分に右サイドでのコーナーキックでプレーが再開され、デザインしたプレーからジェレミー・ドクがクロスを送る。相手に当たったこぼれ球を回収して波状攻撃に転じ、デ・ブライネが放ったシュートがブレナン・ジョンソンの手に直撃する。主審は迷わずPKと判断すると、キッカーを務めたロメル・ルカクが落ち着いてキックを成功。ベルギー代表が先制した。

 主導権を握るホームチームは、19分に中盤右サイドでボールを奪取。素早く繋いでカウンターに移行し、ルカクの落としを受けたユーリ・ティーレマンスが左脇のレアンドロ・トロサールに横パスを出す。背後から駆け上がってきたマキシム・デ・カイペルにボールを送ると、ペナルティエリア内の左からダイレクトで折り返しを供給。飛び込んできたティーレマンスがワンタッチでネットを揺らして追加点を挙げた。

 さらに27分、ベルギー代表がルカクのポストプレーから一気に敵陣内へと前進。トロサールが左サイドをドリブルで運び、スピードダウンしながらボックス左角で味方の攻め上がりを待つ。バイタルエリアの複数選手を経由して右サイドのドクに展開すると、対峙したマーカーを緩急のつけたカットインで振り切る。新たに2枚目のディフェンダーが対応を試みるなか、思い切りよく左足を一振り。グラウンダーのシュートがGKの手を弾いてゴールに吸い込まれ、貴重な3点目をマークした。

 一方のウェールズ代表も、前半終了間際にPKで反撃の1点をマーク。後半開始早々の51分には、縦に速い攻撃からソルバ・トーマスがゴールを決めて1点差に迫る。一進一退の攻防が続くなか、69分にウェールズ代表がゲームを振り出しに戻す。ボックス右角でボールを受けたウィルソンが左足でクロスを入れると、大外にポジションを取ったトーマスがヘディングで折り返しを供給。最後はB・ジョンソンが合わせ、ウェールズ代表が追いついた。

 それでも88分にデ・ブライネが値千金の勝ち越し弾をゲット。結局、そのまま試合は4−3で終了し、勝利したベルギー代表が欧州予選初白星を収めた。次節は9月4日に行われ、ベルギー代表はアウェイでリヒテンシュタイン代表と対戦。ウェールズ代表はアウェイでカザフスタン代表と対戦する。

【スコア】
ベルギー代表 4−3 ウェールズ代表

【得点者】
1−0 15分 ロメル・ルカク(PK/ベルギー代表)
2−0 19分 ユーリ・ティーレマンス(ベルギー代表)
3−0 27分 ジェレミー・ドク(ベルギー代表)
3−1 45+7分 ハリー・ウィルソン(PK/ウェールズ代表)
3−2 51分 ソルバ・トーマス(ウェールズ代表)
3−3 69分 ブレナン・ジョンソン(ウェールズ代表)
4−3 88分 ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー代表)

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