JR北海道(北海道札幌市)は6月11日、AIを活用した忘れ物検索サービス「落とし物クラウドfind」を7月に導入すると発表した。チャットで受け付けた問い合わせ内容に応じて、AIが画像を照合し、該当品を特定する仕組みで、対応業務の効率化と返却率の向上を図る。
サービスは同社の公式Webサイト上で提供。メールアドレスで認証後、Webフォームに忘れ物情報を入力すると、ブラウザ上でAIやオペレーターとのチャットを開始できる。届けられた忘れ物はAIにより画像付きで登録・管理されており、チャット内容に応じて、AIが画像を検索・照合する仕組みだ。
同社ではこれまで、駅係員が電話や窓口で遺失物対応に当たっており、年間約12万5000件の忘れ物を扱ってきた。だが、届けられた忘れ物の登録や、問い合わせを受けての検索・照合に時間がかかる点が課題だったという。
アプリのインストールは不要で、日本語・英語・中国語(簡体字)・韓国語を含む135以上の言語に対応する(Webフォームの入力は4言語対応)。受付は24時間、問い合わせ対応は9時〜22時。
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「落とし物クラウドfind」は、AIを活用して忘れ物を画像付きで一元管理し、チャットでの問い合わせと連携する検索サービス。2021年にサービスを開始し、京王電鉄やJR東日本、つくばエクスプレスなどでも導入が進められている。
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