夜の沖縄の側溝をのぞいてみたら、希少すぎる生き物に遭遇した様子がInstagramに投稿されました。画面越しにも興奮が伝わってくる動画は記事執筆時点で358万回以上再生され、国内外から多数のコメントが寄せられています。
動画が投稿されたのは、「なれ」さんと「たこ」さんによるInstagramアカウント「チャラリーマン」(@charariman_)。野生の生き物を発見・観察する様子を発信しています。
以前は、雨上がりの道路で“大量の黒い影”に遭遇した様子が話題となりました。今回は夜の側溝にて発見した、希少な生き物を紹介してくれるようです。
この日も生き物を探すため、チャラリーマンの2人は沖縄県にやってきていました。動画は真っ暗で、しーんと静まり返った夜の屋外からスタート。
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そこで「大興奮」という表現がぴったりの声で呼ばれ、慌てて声のする方へと駆け寄り、側溝をのぞき込んでみると……。
そこには環境省のレッドリストにて準絶滅危惧 (NT)に分類されている両生類「オキナワシリケンイモリ」の姿がありました。こちらも生息地が限られている貴重な生き物ですが、さらに奥の方へとカメラを移動させると……?
そこには背景に溶け込む、1匹のカエルの姿が。こちらのカエルの名前は「ナミエガエル」。沖縄県の固有種かつ県指定の天然記念物であり、近い将来における絶滅の危険性が高い種である絶滅危惧1B類 (EN)に分類されている、非常に希少な生き物です。
そんなナミエガエルの特徴は目がひし形になっていることと、手足が太くてずんぐりとした体型をしていること。じっくりと観察してみると、確かに身近なアマガエルやヒキガエル、ウシガエルなどのカエルとは顔つきや体つきが違うように感じます。
これまで数多くの生き物を発見・観察してきた2人が「ナミエさんだー!」と大興奮している様子を見ると、このカエルが本当に希少であることが分かりますね。なお、2人は発見を目的としていますが、レッドリストに載っていたり地域で指定されていたりする希少種には接触や捕獲が禁じられている種がいるため注意してください。
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動画には「みんな小さいウーパールーパーっぽいのはイモリの幼体やからねー」「イモリの幼体初めて見たなー」「イモリの幼生がいるってことは、側溝は落ちてしまうと這い上がりにくいというデメリットがある反面、繁殖場所としては適してるってことかもなぁ」といったコメントが。
また、ナミエガエルには「ゴジラ?」「すごいカエル睨んでるwかわいいw」「一瞬攻撃されるかと思った」「『眩しい! 弁えたまえ!!』みたいな力強さを感じる」「モンハンに似たようなのいたな」といった声が寄せられました。
チャラリーマンの2人がこれまで自然の中で出会った生き物たちの様子はInstagram(@charariman_)の他、YouTubeチャンネル「チャラリーマン」でも多数公開されています。
動画提供:チャラリーマン(@charariman_)さん
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