愛媛県今治市に伝わる伝統芸能「継ぎ獅子(つぎじし)」の練習に臨む男の子の様子がInstagramに投稿されました。動画は記事作成時点で300万再生を突破し、6万1000件の“いいね”を獲得し「強さを感じました!!」「えらい!」と話題になっています。
投稿者は、「樋口獅子舞保存会」に所属するInstagramユーザーのyutaka(manabeyutaka)さん。息子くんとともに継ぎ獅子の練習に励む様子を紹介しています。
継ぎ獅子は江戸時代中期から続く伝統芸能。獅子舞の形態からスタートし、人の肩の上に人が連なる独特のスタイルが特徴。頂点には「獅子児(ししこ)」と呼ばれる子どもが立ち、扇や鈴を手に舞います。
この日の練習では、yutakaさんが人の上に立ち、その上に息子くんが立って演技を行います。ケガをしないように、周囲ではyutakaさんをはじめ大人たちがしっかりサポートしています。
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初めて三継の上に立った息子くんは、その高さにびっくりして「怖いよ」と号泣。それでも、yutakaさんや周囲の大人たちの「大丈夫」「頑張れ」という励ましを受けて、振り付けをこなしていきます。
練習の途中で扇と鈴が渡されると、息子くんは右足をあげて足の指に扇を挟み、手に持った扇と鈴で舞をするという難しい技も披露しました。怖くても、踊りの振りはしっかり披露し、諦めずにやり遂げようとする姿に勇気をもらえそうです。
yutakaさんによると、息子くんはその後、練習することで自信がつき、継ぎ獅子が楽しくなったそうです。
後日、yutakaさんは本番の様子も別の動画で紹介。「獅子児」の衣装を身に着けた息子くんは、泣いていたころとは別人のように堂々たる演技を披露しました。恐怖心は微塵も感じさせず、落ち着いて演技をする姿が何とも頼もしいですね! なお、樋口獅子舞保存会では5人が連なった五継獅子で一周回る芸も披露しているそうです。
動画には「泣きながらも身体はちゃんと覚えていて、動けている 素晴らしい」「子育ての大事な事、子供を成長させるという事を考えさせられました」「こうやって漢たちの伝統が引き継がれてると思うと感動で涙が出る」「伝統を日本男子に繋げる熱い日本魂を感じました」といった声や、本番の動画を見た人からは「泣いていたのに乗り越えて堂々と本番を迎えたんですね」「練習では泣き叫んでいたのに、本番でのお互いの信頼関係にお2人の覚悟が伝わってきました」などの声が寄せられています。
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この他にも、迫力のある継ぎ獅子の様子はyutakaさんのInstagram(manabeyutaka)で見ることができます。
画像提供:yutaka(manabeyutaka)さん
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