米連邦議会議事堂=ワシントン(AFP時事) 【ワシントン時事】米上院は17日、ドルなど法定通貨と価値が連動するように設計された暗号資産(仮想通貨)「ステーブルコイン」の規制整備に関する法案を賛成68票、反対30票で可決した。ステーブルコインの普及を見据えて規制の必要性が指摘される中、野党民主党の一部も賛成に回った。法案は下院に送付された。
ステーブルコインは、デジタル社会における新たな決済手段として注目されている。法案は、連邦もしくは州当局が認可したステーブルコイン発行者に対し、ドルや短期の米国債といった流動性の高い資産を、コイン発行量に相当する準備資産として保有することを求めている。準備資産の詳細の毎月開示も義務付ける。