アトレティコが若き“大黒柱”バリオスの2得点などでクラブW杯初白星

　FIFAクラブワールドカップ2025・グループB第2節が19日に行われ、シアトル・サウンダーズ（アメリカ）とアトレティコ・マドリード（スペイン）がワシントン州シアトルのルーメン・フィールドで対戦した。

　2022年のCONCACAFチャンピオンズリーグ王者として参戦するシアトル・サウンダーズは、敗戦を喫したボタフォゴ（ブラジル）戦からスタメン6名を変更。対するアトレティコもパリ・サンジェルマン（フランス）との初戦を落として今節を迎えたなか、3選手を入れ替え、FWアントワーヌ・グリーズマンがベンチスタートに。FWフリアン・アルバレスとFWアレクサンダー・セルロートの２トップで試合に臨んだ。

　今大会黒星スタートとなった両チームの一戦は序盤から激しい攻防が繰り広げられる。アトレティコは最初の決定機をアルバレスが外してしまうが、直後にゴール正面の位置でジュリアーノ・シメオネが戻したボールを受けたパブロ・バリオスがボックス手前から右足を一閃。強烈なシュートがクロスバーを叩いてゴールに吸い込まれ、アトレティコ・マドリードが先手を奪った。

　一方、本拠地の声援を背に受けるシアトル・サウンダーズも右サイドのアルベルト・ルスナークらを起点に好機を作り出していくが、ゴールには至らない。決定機の数ではアトレティコが圧倒するも、セルロートが2度の得点機を生かせず、ジュリアーノ・シメオネが得たPKもVARの介入とフィールド・オン・レビューによって取り消され、前半はアトレティコの1点リードで終えることに。

　迎えた後半、アトレティコはセンターバックのホセ・マリア・ヒメネスに代えてDFアクセル・ヴィツェルを投入。すると47分、ショートコーナーの流れからゴール前に詰めていたヴィツェルが頭で押し込み、アトレティコがリードを広げた。しかし直後の50分、シアトル・サウンダーズも反撃に出る。左サイドのクロスからボックス内でこぼれ球に反応したルスナークがネットを揺らし、再び1点差に詰め寄った。

　それでも55分にはマルコス・ジョレンテのロングスローから最後はボックス左に侵入していたバリオスがゴール。アトレティコが再び突き放すと、このまま試合は終了。アトレティコ・マドリードが今大会初白星を手にすることに成功した。

　23日に行われる次節、シアトル・サウンダーズはパリ・サンジェルマンと、アトレティコ・マドリードはボタフォゴとそれぞれ対戦する。

【スコア】
シアトル・サウンダーズ　1−3　アトレティコ・マドリード

【得点者】
0−1　11分　パブロ・バリオス（アトレティコ・マドリード）
0−2　47分　アクセル・ヴィツェル（アトレティコ・マドリード）
1−2　50分　アルベルト・ルスナーク（シアトル・サウンダーズ）
1−3　55分　パブロ・バリオス（アトレティコ・マドリード）


【動画】バリオス躍動！ 圧巻の全ゴール
スピード＆パワー

抜け出したのは #ジュリアーノ・シメオネ#バリオス 豪快に先制ゴール

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シメオネ監督も大喜び

ショートコーナーから豪快ショット
最後に頭で押し込んだのは #ヴィツェル

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反撃の狼煙

ホームのサポーターも大喜び
こぼれ球を押し込んだのは #ルスナーク

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スペイン代表の未来

落ち着いて沈めた
22歳の新星 #バリオス 本日2ゴール目

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