今季6敗目を喫したドジャース・山本由伸(写真=GettyImages)● ドジャース 3−5 パドレス ○
<現地時間6月19日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが同地区3位パドレスに敗れ、連勝ストップ。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、3試合ぶりの安打をマーク。先発登板した山本由伸投手(26)は7回途中3失点という投球で今季6敗目を喫した。
中5日で先発マウンドに上がった山本は初回三者凡退のスタートを切るも、2回表に一死から5番ボガーツに甘く入ったスプリットを振り抜かれ、左中間スタンドへの4号ソロを被弾。チームとして今カード4戦全てでパドレスに先制を許す展開となった。
3回表には先頭の8番ジョンソン、9番マルドナードから連続で三球三振を奪った。1番タティスJr.も2球で追い込み、このイニング9球目のフォーシームをゾーン真ん中やや高めに投じるも、球審の手は上がらずボール判定。3者連続三球三振の“イマキュレート・イニング”達成を惜しくも逃した。それでも最終的にはタティスJr.を5球目カットボールで空振り三振に仕留め、3者三振でこの回を終えた。
4回表は2番アラエスのピッチャー返しが右膝付近に直撃するも、問題なく続投して2イニング連続の三者凡退に抑えた。しかし5回表、先頭から連打で無死一、三塁とピンチを招き、7番イグレシアスの犠飛で2失点目。7回表には先頭の5番ボガーツ、6番クロネンワースの連続二塁打で3点目を許し、イニング途中で投手交代が告げられた。
試合はスコア0対5の9回表、3番手右腕ジャック・リトルがタティスJr.に死球を与えたのをきっかけに両軍一触即発の事態となり、デーブ・ロバーツ、マイク・シルト両監督が退場処分に。直後の9回裏には大谷が死球を受け、パドレスの守護神スアレスに退場処分が下された。その後、ドジャースは2点差まで詰め寄るも反撃及ばず、連勝が「5」でストップした。
敗れたドジャースは4連戦スイープこそ阻止されたものの、パドレス、ジャイアンツとの地区首位攻防10連戦を7勝3敗で終え、3カード全てに勝ち越し。地区2位ジャイアンツに3.5ゲーム差、3位パドレスには5ゲーム差をつけている。
大谷は3回裏の第2打席で右前安打を放つも、二死一、三塁の好機だった5回裏の第3打席は2番手左腕モレホンに対して投ゴロに倒れ、最終的に4打数1安打、1死球、1三振という内容。今季成績は打率.292、25本塁打、OPS1.008にダウンした。
この試合の山本は6回1/3、100球を投げて7被安打、無四球、5奪三振、3失点という投球。自己ワーストの5四球を与えた前回登板から修正を見せたが、6月は4登板続けて白星を挙げることができず。今季15戦目を終えて成績は6勝6敗、防御率2.76となっている。