アトレティコはクラブW杯初勝利…次節は“決戦”も、シメオネ監督「すべて決勝戦のようなもの」

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2025年06月20日 14:29  サッカーキング

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会見に出席したアトレティコのシメオネ監督 [写真]=FIFA via Getty Images
 FIFAクラブワールドカップ2025・グループB第2節が19日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)がシアトル・サウンダーズ(アメリカ)を3−1で破った。試合後、アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、公式会見に出席。スペイン大手メディア『アス』がその様子を伝えた。

 第1節で、アトレティコ・マドリードはパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)に0−4、シアトル・サウンダーズはボタフォゴ(ブラジル)に1−2で破れており、“生き残り”をかけたゲームとなったが、先に点を奪ったのはアトレティコ・マドリード。11分、スペイン代表MFパブロ・バリオスが豪快なミドルシュートを叩き込んだ。

 1点リードで後半へ折り返すと、立ち上がりの47分にはベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルのゴールでリードを広げる。直後にはシアトル・サウンダーズが1点を返したが、アトレティコ・マドリードは55分、ゴール前のセカンドボールに反応したバリオスがこの日2点目を奪って勝負あり。試合はこのままタイムアップを迎え、アトレティコ・マドリードが今大会初白星を手にした。

 試合後、シメオネ監督が公式会見に出席。この勝利がもたらす安心感について問われると、大会が短期決戦で行われることに考慮し、「最初の試合から、すべてが決勝戦のようなものだ。勝利以外は何の役にも立たないのだから」と発言。次のような言葉で、試合を振り返った。

「チームは前半の30分間ほど、非常に素晴らしいプレーを見せた。3〜4得点する可能性もあったが、相手GKのパフォーマンスと我々の不足があり、1点差のままだった。PKも認められなかったしね。後半に入ってすぐにリードから広げたが、相手にプレッシャーを受ける状況を作り出してしまい、珍しい状況から1点を返された。その後、幸いにもパブロが素晴らしいゴールを決めてくれたおかげで、試合を優位に進めることができた」

「カウンター攻撃はもっとうまく活用できたはずだが、私は良い感触を持って帰ることができる。チームは良い攻撃をし、チャンスもあり、もっと得点できたはずだが、今後の道筋はこうなるだろう」

 また、シメオネ監督は選手たちのパフォーマンスだけでなく、ピッチ上で見せた姿勢についても満足感を露わにしている。「今日は、多くのエネルギーと勝利への意欲、特に前半は自分たちから試合をモノにする姿勢が感じられた」などと語ると、23日に控えた最終節にも言及。同試合の後、ボタフォゴがPSGを1−0で破ったことで、アトレティコ・マドリードとしては是が非でも勝利が欲しい状況となるが、シメオネ監督はボタフォゴが2連勝を飾る前の時点で、最終節が難しい試合になると予想をしている。

「非常に厳しい試合になることは間違いない。ブラジルのチームと試合をする時は、常にそうなるからだ。彼らは個性を活かしたプレーが売りの選手たちに加えて、堅固なセンターバック、攻撃的なスピードのある選手たちが揃っている。シアトル戦でも非常に良いプレーを見せていた。今日はPSG戦を見守り、決勝戦に臨むことになるだろう」


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